銘柄分析

グレイステクノロジーの今後の株価を分析!将来性はあるのか?

東証マザーズ
証券コード:6541

今回は高収益企業のグレイステクノロジーを紹介します。

ニッチな分野で成長してきた会社ですが、今後の将来性について分析していきたいと思います。

結論から言って、今すぐに投資することはオススメしないですね。

今後、グレイステクノロジーが成長していくには、大きな課題があることをしっかりと認識しないといけないと思います。

今回の記事を参考にして頂ければうれしいです。

※投資は自己判断、自己責任でお願いします。

グレイステクノロジーの特徴

グレイステクノロジーは、企業のマニュアルを作っている会社です。

産業機械のマニュアルを作成して、それをクラウド上に全てを総合管理(e-manual)するサービスを提供しています。.

また、技術翻訳や動画マニュアルの作成も行っていますね。

【すぐわかるグレイステクノロジーの特徴】

・競合する企業がいない
→参入障壁が高い(差別化されたビジネスモデル)

・営業利益率、ROEがめちゃくちゃ高い
→ただ、Hotaru買収で収益性が低下

・カリスマ創業者が逝去し、今後の経営に不安

・買収したHotaruとのシナジー効果があるかは不透明

・財務面は問題なし

グレイステクノロジーは、マニュアル作成という隙間市場で成長して来ました。

マニュアル作りのエキスパートですね。

ニッチな市場なので、競合が少ないです。
まぁ、独占状態ではないでしょうか。

なので、利益率が非常に高くなっております。

ただ、カリスマ創業者の松村幸治氏が逝去で、今後の経営に不安があります。
成長が鈍化してしまうのではないかという心配がありますが、これはもう、新しいリーダーの経営手腕を見守るしかありません。

あと、創業者の持ち株の問題もあります。
松村さんが持っていた140万株(全体の約10%)もの株が市場に流れてしまった場合、株の希薄化により同社の株価が大きく下落する可能性があります。
同社の株を買う時は、140万株もの株の行方に注意が必要ですね。
個人的には、そこが解決するまで様子見でいいと思っています。

業績について


(出典 株探 https://kabutan.jp

業績は、右肩上がりで素晴らしいです。

グレイトです!

ただ、2022年3月期の予想ははきびしい数字が出ました。

利益率の高いMMS事業の売上が低調のようですね
決算説明資料には、コロナ禍による営業活動の制限が理由とのことですが、果たしてコロナ明けでどうなるのか?

あと、2022年3月期の売上が急増する予想が出ているのは、マニュアル作成会社のHotaruを買収していて、連結決算を開始しているからです。
単純にHotaruの売上が加算される形なので、大幅増収は当たり前ですね。

やっぱり気になるのが、Hotaruを買収しても利益が上がっていないことですね。

このHotaruは、採算性がかなり低い会社なのではないかと推測されます。


(出典 株探)

2022年3月期の収益性ですが、利益率、ROE、ROAが大幅に低下しているのがわかると思います。

Hotaru買収によって、全体の収益性が低くなっています。

なので今後は、グレイス本体と買収したHotaruとのシナジー効果を期待したいところですが、今のところはまだ不透明です。

今すぐに投資するのは、リスクがあると思います。

ただ、収益性が低くなったとはいえ、一般的にはめちゃくちゃ高水準な数字です。

財務面について


(出典 株探)

自己資本比率が50%以上あるので、財務面は問題ないと思います。

自己資本比率が80%もあったのが、50%に低下したのは借入金が増えていますし、Hotaruを買収した影響でしょう。

買収した効果はどうなるのか?
Hotaruには、なんとか頑張ってほしいですね。

配当について

・1株配当推移

【配当】
2019/3 3.5円
2020/3 7.5円
2021/3 9.0円
2022/3 未定

配当利回り:0.94%(2021年3月)

配当性向:23.7%(2021年3月)

成長株なので、高配当は期待できないですね。

利益を配当に回すより、設備投資などに使ってもらって業績を伸ばしてほしいです。

株価チャートについて


(出典 株探)

5年間の株価チャート(日足)を出しています。

2020年に大きく株価が上昇しましたが、12月に4,235円をつけてからは急落しています。

決算の中身を見てみると、成長が鈍化しているというよりか、下降しているように思えます。
なので、どこまで株価が下落するかわからないです。
今は、リスク大です。

コロナ明けで営業活動が復活してきて、どこまで業績を伸ばせるかに注目ですね。

まとめ


コロナ禍により、思うような営業活動が出来なかったことが原因で、業績が低迷しています。さらに買収したHotaruとのシナジー効果が不透明な点から、今すぐに投資することはオススメしないですね。

あと、亡くなった創業者の持ち株の行方も気になりますし。

ですが、個人的には今後の将来性に期待をしています。

産業機械などのマニュアル作成ということで、製造業向けに特化しているのが現状なのですが、このマニュアル作成は他の業種でも需要があると思っています。

製造業向けだけでなく、幅広い分野に事業を展開していけるかが今後の課題だと思います。

あと、海外展開を積極的に行ってほしいですね。(必ずすると思っています)
リスクはもちろんありますが、成功すれば飛躍的に業績は伸びると思います。

今後の注目ポイント

<短期なポイント>
①コロナ収束後、営業活動が制限なくできるようになってから、どれくらい業績を伸ばせるのか。
②買収したHotaruとのシナジー効果で業績を伸ばせるか。

<長期なポイント>
①製造業向けだけではなくて、他の業種にも事業を展開できるのか。
②積極的に海外進出できるのか。

これらの課題をクリアしていけば、今以上に成長していくと思っています。

それまでは、グレイステクノロジーへの投資は控えた方がいいと思います。

以上。

ありがとうございました。