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移動平均線の基礎知識と見方について!株・FXで必須です!

今回は株・FXで必要な知識である「移動平均線」について解説します。

「移動平均線」は英語でMoving Average「MA」と言います。

トレンド分析の代表的な指標であり、初心者にも扱いやすいものですので、是非ともマスターしておきたいですね。

テクニカル分析をまとめた記事もあわせてお読み下さい↓
株・FXで必須のテクニカル分析(指標)の意味をわかりやすく解説!

移動平均線とは?

移動平均線は、過去の一定の期間の価格の平均値を計算して折れ線グラフで表したものです。

過去の一定期間というものは、毎日1日ずつ変化していくため、平均値にも変動が見られます。

このように平均値が日々変動していく状態のことが、移動平均と呼ばれています。

一般的に、移動平均線は2種類あり、価格の長期的な変動を表す長期移動平均線と、価格の短期的な変動を表す短期移動平均線です。

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移動平均線を見てわかること

移動平均線は、平均値に含まれている期間の長短によって、活用方法が変わってきます。

①長期移動平均線

まずは長期移動平均線から見ていきましょう。

長期移動平均線は、週足で26周線、日足で25日線、日中足では4時間線を示すことが多いです。

長期移動平均線には、その株価の長期的な傾向が表れるため、長期的な投資に利用しやすい指標と言えます。

②短期移動平均線

短期移動平均線は、週足で13週線、日足で5日線、日中足では1時間線を表示することが多いです。

移動平均線の傾きから傾向を掴む

移動平均線の傾き具合から、市場の傾向をより具体的に掴むことができます。

線が上向きであれば上昇傾向、下向きであれば下落傾向であるのはもちろんですが、移動平均線の傾きが緩やかなのか急なのか、それかほぼ横ばいなのかといったことも、分析する上で大事な材料になります。

移動平均線と株価が乖離した時

時には、移動平均線と株価が乖離することがあります。

乖離した時は、いずれ株価の傾向が反転するだろうと考えて、その対応をしましょう。

短期移動平均線と長期移動平均線の関係

短期移動平均線と長期移動平均線の間にはこんな関係があります。

短期移動平均線が、下から長期移動平均線を突き抜けることを、ゴールデンクロスと言うのですが、この現象は「買い」のチャンスとされています。


(出典 大和証券)

一方で、短期移動平均線から長期移動平均線を上から下に抜けていくことを「デッドクロスと言い、これは売りの判断目安とされています。


(出典 大和証券)

なお、このように「買い」「売り」の判断ができるのは短期移動平均線が変動した時だけで、長期移動平均線の変動は、株価のちょっとした変動を反映させていることが多いので、それだけで「買い」「売り」の判断をするのは適切ではありません。

グランビルの法則

移動平均線を利用した投資法則に、「グランビルの法則」というものがあります。

これは、アメリカの金融記者であったジョセフ・E・グランビルが考え出した法則です。
移動平均線と株価の乖離具合から、株の買いと売りの判断をするというもので、買いの判断材料4つ、売りの判断材料4つから成り立っています。

<グランブルの法則の8つの売買ポイント>

法則の内容(買いのサイン)

株価が、上向きの移動平均線を下から抜けた。
上昇中の移動平均線を、株価が下から抜けて再度下がる。
移動平均線(上昇中)を上回った株価が下落傾向に入り、移動平均線を下回りそうになったところで再度上昇し始めた。
株価が移動平均線を大きく下回っている。

法則の内容(売りのサイン)

株価が、下向きになり始めた移動平均線を下回った。
株価が、移動平均線(下落中)を下回るも再度上昇した。
株価が、下落中の移動平均線を目掛けて上昇するも、移動平均線を上回る手前で再び下落した。
上昇中の移動平均線のさらに上で株価が推移してる。

次の注意点の項目で詳しく触れますが、グランビルの法則をはじめ移動平均線の利用が、投資で百戦百勝できる方法ではないことに注意しましょう。

移動平均線を使う際の注意点

このように株価の傾向を掴みやすい移動平均線ですが、移動平均線だけを頼りにしないように注意しましょう。

移動平均線は、過去の株価のみを反映した指標です。

もちろん、過去にあったことはこれからも起こる可能性が高いため、分析材料としての価値は十分あります。
しかし、未来には何が起こるか分かりません。

2020年の新型コロナによる株価の下落、2008年の世界金融危機など、過去の傾向だけでは具体的に予測できない変動もあります。

グランビルの法則に代表されるように、市場にはいくつかの「傾向」が存在するものの、これらは株式市場の取引価格を決定する理由では無いことに注意しましょう。

移動平均線を活用しながらも、分析方法は一つに絞らず多角的に分析していくのが求められます。

以上。

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