今回はAI関連銘柄であるABEJAを紹介します。
ABEJAは、GoogleやNVIDIAなど米国の大手企業からの出資を受けている、AI関連、DX関連企業になります。
DX支援で小売業、製造業、金融業など様々な業界にわたって大きな成果を上げ始めており、今大注目の企業です。
2023年8月期には黒字化を達成し、今後も更なる飛躍が期待できると思っています。
ABEJAの特徴
[10秒でわかるABEJAの特徴]
・米国のグーグルやエヌビディアが出資している注目のAI関連企業
・日本の様々な大企業にAI×DXで実績を上げている
・2023年8月期に黒字化を達成
・画像認識や自然言語処理が強みで、ディープラーニングや機械学習などの最新の技術も積極的に採用
ABEJAの事業内容
(出典:ABEJA)
<デジタルプラットフォーム事業>
・トランスフォーメーション領域
→ABEJA Platformを導入し、顧客企業のDX支援
・オペレーション領域
→ABEJA Platform上で構築したシステムを提供
トランスフォーメーション領域はフロー型(都度収入)で全体の売上高の84%を占めています。
オペレーション領域はストック型(継続収入)で全体の売上の16%を占めています。
ABEJAのDX推進支援実績は300件以上になっています。
複数の業界で導入実績
(出典:ABEJA)
ABEJAは多種多様な業種でDX支援を行なっています。
特に小売・卸売業でその強みを発揮しており、様々な店舗でマーケティング支援を行い成功に導いています。
通行量や入店率、来客人数、年齢・性別、滞在時間といった顧客の細やかなデータを収集し、その収集したデータを活用することで、店舗の販売戦略をより効果的に進めることができます。
業績について
(出典:株探 https://kabutan.jp)
売上高は順調に推移しており、2024年8月期予想でも25%増と高い伸び率です。
利益に関しては、2023年8月期に黒字化を達成しております。
また、AI企業としては高い利益率となっています。
(出典:株探)
2023年8月期では、営業利益率14.5%、ROE16%とかなり高い数字です。
一般的に、ROEは10%以上あると優秀とされておりますので、ABEJAは稼ぐ力があると思います。
ストック型(継続収入)であるオペレーション領域がもっと伸びてくれば、今後も安定して利益を上げていけると思っています。
オペレーション領域の売上比率を上げていくことが今後の課題ですね。
ROE・ROAとは?
✴️ ROEとは、自己資本利益率の意味であり、株主から集めた資金を使ってどれだけ効率的に稼ぎましたかという指標になります
ROE(%)=当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
✴️ ROAとは、総資産利益率といい、総資産からどれだけ利益を生み出したかを示す指標です。
ROA(%)=当期純利益 ÷ 総資産 × 100
株価チャートについて
(出典:株探)
上場してからの株価チャートを出しています。
上場日:2023年6月13日
公開価格:1,550円
初値:4,980円
初値は4,980円で、公開価格を大幅に上回っており、投資家から大きな期待があったことがわかります。
一時は株価10,000円を超えましたが、その後は下降トレンドへ。
今後は業績への注目が高まってきますので、決算で成長鈍化と見なされれば容赦なく売られるので、注意が必要です。
株価チャートの基本についての記事はこちら↓
株・FXで必須のテクニカル分析(指標)の意味をわかりやすく解説!
まとめ
<ABEJAのまとめ>
・ABEJAのDX支援実績は300社以上
・2024年8月期予想は売上25%増、利益は前年並み
・高い営業利益率とROE
・課題はストック型の売上比率を上げること
・決算で成長鈍化と見なされれば株価が急落するので注意
以上。
ありがとうございました。