東証1部
証券コード:3903
今回は話題のメタバース、NFT関連銘柄の(株)gumiを紹介します。
今はまだ投資タイミングではありませんが、今後、大きな成長が見込める会社だと思っています。
NFTとメタバースは親和性が高く、度々セットで紹介されていますね。
そのNFTとメタバースは、gumiのようなゲーム業界との相性が良いので、これから注目しておいた方がいいと思っています。
※投資は自己判断、自己責任でお願いします。
gumiの概要
gumiは、モバイルオンラインゲームの開発、運営を行なっている会社です。
【主力のゲーム】
・ブレイブ フロンティア
・ファントム オブ キル
・ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス
・乃木坂的フラクタル
・誰ガ為のアルケミスト
など
gumiはモバイルオンラインゲーム事業がほぼ100%の会社なのですが、今後のさらなる成長を目指して、下記の2つの新規事業を立ち上げました。
・XR事業(VR、AR、MR)
→XRに関するハード、ソフトウェア、コンテンツ開発、投資
・ブロックチェーン事業
→ブロックチェーンに関するソフトウェア、コンテンツの開発、投資
この2つの事業が、メタバース、NFT関連と言われています。
メタバースとNFT
・メタバースとは
メタバースとは、ネット上の3Dの仮想空間のことで、アバターを使ってコミュニティーが作れるということで話題になっていますね。
まずは、ゲームやライブなどエンタメ系からの活用が進むと言われています。
また、デジタル資産の購入も可能なので、NFTとの親和性が高いです。
・NFTとは
NFTとは、「Non-Fungible Token」の略であり代替不可能なトークンのことです。
ブロックチェーン技術を使ってNFTは作成されていて、NFTを持つことでデジタル資産の所有権を証明できます。
【NFTとメタバースの親和性】
NFTを使うことで、ネット上の3D仮想空間であるメタバース内で、デジタル物品やデジタルの土地、建物の売買が可能であることから、NFTとメタバースは親和性が高いです。
2つの新規事業
(出典 gumi)
XR事業とブロックチェーン事業はすごい親和性が高いということで、両方に対して投資も行うし、コンテンツ開発も行いますよということですね。
ゲーム事業が少し低迷していることを考えると、この2つの事業が今後の成長のキーポイントになることは間違いないです。
まだ、この事業の形が見えてこないですが、ここが花開いてくるとおもしろいですね。
個人的には期待しています。
業績について
(出典 株探 https://kabutan.jp)
通期の業績の推移を見てみると、売上が右肩下がりでイマイチですね。
ゲーム事業で、なかなか大ヒット作が出ていないこともあって低迷しています。
利益に関しては、経常利益がかなり伸びていてすごいなぁとは一瞬思ったのですが、これは仮想通貨を売却した利益なので、あまり喜べないと思います。
仮想通貨の値動きは激しいので、かなり損失を出すこともあります。
実際、2022年4月期の第一四半期では、かなりの赤字となっております。
(出典 gumi)
営業利益がマイナスなのは、単純にゲーム事業が振るわなかっただけですが、経常利益のマイナスは、保有している仮想通貨の下落によるものです。
このマイナスをどう捉えるかは難しいところです。
一時的なマイナスとも捉えることもできますが、もっとマイナスになる可能性もあります。
gumiの業績は、仮想通貨の市場にかなり左右されていますね。
仮想通貨の市場に左右されないためにも、新規事業を何がなんでも成功させないといけないと思います。
業績の見方についての記事はこちら↓
株探を使って業績を分析する方法(成長株編)簡単にサクっと分析!
配当について
・1株配当推移
【配当】 | |
2019/4 | 0円 |
2020/4 | 5円 |
2021/4 | 5円 |
2022/4 | 未定 |
2021年4月期は配当5円でしたが、2022年4月期は今のところ未定です。
利益を配当に回すよりも、新規事業資金に使ってほしいなぁと個人的には思っています。
株価チャートについて
(出典 株探)
2014年12月に上場してからの株価チャートを出しています。
業績がイマイチということもあって、株価も低迷していますね。
ゲーム事業の低迷に加えて、新規事業の先行きが不透明なので、まだまだ投資先としてはリスクが高いと思います。
ですが、メタバース、NFTはゲーム業界では必ず成長する分野ですので、これから注目しておいた方が良い銘柄だと思います。
僕は、テンバガー候補として監視銘柄にしています。
個人的には、かなり期待している銘柄の1つですね。
以上。