東証プライム
証券コード:1417
今回は5G関連銘柄であるミライトホールディングスを紹介します。
5Gは国を上げての事業になりますので、国策産業と言ってもいいと思います。
その国策産業に投資することは、かなり手堅い投資ではないかと思います。
今回の記事を参考にして頂ければと思います。
※投資は自己判断、自己責任でお願いします。
ミライトホールディングスの特徴
ミライトホールディングスは、2010年10月に、大明(株)、(株)コミューチュア、(株)東電通が経営統合して発足した、電気通信工事の会社です。
【すぐわかるミライトホールディングスの特徴】
・通信工事で3位の会社
・NTT向けが収益の主体
・各モバイルキャリアから基地局工事を請け負う
・ローカル5Gに強み
・EV充電器設置事業は国内最大規模の施工実績
ミライトホールディングスは、5G関連銘柄ではありますが、それ以外でも様々な事業を展開しています。
<4つの事業を展開>
【NTT事業】
→NTTの固定系通信設備建設・保守
【マルチキャリア事業】
→全てのモバイルキャリアの通信設備建設・保守、CATV工事など
【ICTソリューション事業】
→クラウド・オフィスソリューション・Wi-Fi・放送波などICTインフラの構築をサポート
【環境社会イノベーション事業】
→メガソーラー建設工事、EV充電器設置工事、上下水道工事など
<セグメント別の業績>
(出典 ミライトホールディングス)
NTT事業で安定した収益を得ながら、他の3つの事業を拡大させて、成長させていくという感じですかね。
NTT事業以外の3つの事業は、成長分野なので、今後も伸びていくと思います。
<5G関連のマルチキャリア事業について>
(出典 ミライトホールディングス)
上のグラフを見てわかるように、5G基地局の整備は、今後も拡大していくのがわかると思います。
総務省は、5G基地局を23年度末に28万局を整備する目標を掲げています。
今後も、同社に基地局設備建設の受注は続いていくということですね。
これからが本格的に伸びていく事業なので、業績にも影響していくと思います。
業績について
(出典 strainer)
2018年あたりから、業績は右肩上がりですね。
営業利益率も上がっていて、理想的な伸びだと思います。
2022年3月期の予想はどうでしょう?
(出典 株探 https://kabutan.jp)
2022年3月期の予想が出ていますが、前年と同じくらいの数字ですね。
成長が鈍化しているのではないかと残念に思うかもしれませんが、ここは大体、保守的な数字を出してくるので、あまり心配はしていないですね。
過去の業績の修正履歴を見てください。
(出典 株探)
過去の修正履歴を見てみると、大体、途中で上方修正しているのがわかると思います。
5G関連銘柄でもありますし、今回も途中で上方修正が入るのではないかと思っています。
業績の見方についての記事はこちら↓
株探を使って業績を分析する方法(成長株編)簡単にサクっと分析!
財務について
(出典 株探)
自己資本比率が60%を超えていますし、利益剰余金も増加していますので、財務面は全く問題ないですね。
あと、有利子負債が大幅に減少しているのは、かなりプラス材料ですね。
有利子負債が、前年2020年3月末では278億円だったのが、2021年3月末では101億円で大幅に減少しています。
すばらしいです!
配当について
<1株配当金の推移>
【配当】 | |
2019/03 | 40円 |
2020/03 | 40円 |
2021/03 | 45円 |
2022/03 | 50円 |
予想配当利回り:2.17%
配当性向:19.6%(2021年3月)
配当利回りが2%くらいなので、まぁまぁといった感じですかね。
5G基地局関連の受注も順調で、業績も伸びていく可能性が高いと思いますので、減配は考えにくいと思っています。
株主優待について
ミライトホールディングスの株主優待は、クオカードまたは、社会貢献活動団体への寄付です。
100株以上保有で、1年以上保有することが条件のようです。
(出典 ミライトホールディングス)
クオカードは使いやすいので良いとは思いますが、株式保有期間が1年以上というのは正直、外してほしいですね。
まぁ、仕方ないです。
株価チャートについて
(出典 株探)
3年間のチャートを出しています。
2020年3月のコロナショックで大幅に下落しましたが、そこからはキレイな右肩上がりに上昇しています。
素晴らしいです!
まさにアートです!
ですが、アメリカの金利上昇により全体相場が下落していることもあって、ミライトHDの株価も下落しております。
2022年はアメリカの利上げの年になりますので、株式市場にとってはボラティリティが大きい年になりそうです。
全体相場が上昇トレンドに入れば、買いの候補にしております。
5Gは国策ですので、短期的には好業績が続くと思っています。
今回の記事を銘柄選定の参考にして頂けると嬉しいです。
以上。