銘柄分析

ニチレイの株価と配当を分析!今後の業績と株価予想をしてみた

証券コード:2871

今回は、冷凍商品で有名なニチレイを紹介します。

コロナ禍においても業績が好調で、これから外食産業が復活してくれば、さらに業績が上振れる可能性があると思います。

これから投資対象としておもしろい銘柄だと思っています。

今回の記事を参考にして頂けたらうれしいです。

※投資は自己判断、自己責任でお願いします。

ニチレイの特徴

【ニチレイの4つの事業】
①加工食品事業
②水産・畜産事業
③低温物流事業
④医薬品・機能性素材事業

ニチレイは、日本で初めて冷凍食品を作った会社であり、冷凍食品の売上高は業界No1です。
加工食品事業と低温物流事業の2つが同社の柱の事業で、全体の売上の70%以上をこの2つの事業が占めています。

【すぐにわかるニチレイの特徴】

・冷凍食品の売上は業界No1

・稼ぐ力がある
→ROE、ROAが高い

・業績は堅調に推移
→2012年〜2020年まで9期連続で増収

・配当利回りは低めで株主優待はなし

ニチレイはなんと言っても冷凍食品ですね。
「本格炒め炒飯」は、冷凍炒飯のカテゴリーで20年連続売上No1を記録しています。

あと、ニチレイグループが持つ冷蔵倉庫庫腹(倉庫の収容スペース)シェアがNo1で、日本全国を網羅する低温物流ネットワークを構築しています。

ニチレイの業績について


(出典 strainer)

2012年から2020年までですが、売上が9年連続増収でした。
すばらしいです!

業績は非常に堅調に推移していると思います。

そして2022年3月期の業績予想を出しております。


(出典 株探 https://kabutan.jp

2022年3月期ですが、売上、利益ともに過去最高の予想が出ました。
エクセレント!

これから外食産業向けが回復することを考えれば、上方修正もありえるのかなぁと思っています。
期待しましょう!

そして、ニチレイの特徴のところで書きましたが、ニチレイは稼ぐ力があるんです。


(出典 株探)

ROEは10.94%、ROAは5.33%もあり、稼ぐ力があると言えます。

ROEは10%以上、ROAは5%以上あれば優秀な会社とされているので、同社はその数値をクリアしています。
すばらしいです!

ROE・ROAとは?

✴️ ROEとは、自己資本利益率の意味であり、株主から集めた資金を使ってどれだけ効率的に稼ぎましたかという指標になります
ROE(%)=当期純利益 ÷ 自己資本 × 100

✴️ ROAとは、総資産利益率といい、総資産からどれだけ利益を生み出したかを示す指標です。
ROA(%)=当期純利益 ÷ 総資産 × 100

財務面について


(出典 株探)

自己資本比率が50%近くあるので、財務面は問題ないと思います。

剰余金も総資産の40%くらいあるので、すばらしいと思います。

財務は健全ですね。

業績の見方についての記事はこちら↓
株探を使って業績を分析する方法(成長株編)簡単にサクっと分析!

配当について

<1株配当の推移>

【配当】
2019/3 32円
2020/3 42円
2021/3 50円
2022/3 50円

配当利回り:1.74%(2022/3)

配当性向:31.4%(2021/3)

配当利回りが1.74%なんで、普通かなぁという感じですね。
他社に比べれば、若干低めですかね。

株主優待がないので、配当利回り2%以上は欲しいですね。

食品業界で株主優待がないのは残念です。

株価チャートについて


(出典 株探)

10年間の株価チャート(日足)を出しています。

2015年から株価がめちゃくちゃ上がったんですが、2017年の中頃から長期間にわたって持ち合いが続いています。

2,500円から3,000円あたりを上下している感じですね。

3,200円を超えてくると、最高値を目指せるんで、おもしろいかなぁと思います。

今は、レンジを狙っていくか、3,200円を超えるのを待つかの2択と考えています。

今後の業績と株価チャートに要注目ですね。

以上。