銘柄分析

東海カーボンの株価を分析!今後の将来性と強み&配当、株主優待について

今回、紹介するのは東海カーボン[5301]です。

東海カーボンは市況銘柄と呼ばれており、業績が需給関係によって大きく左右されるため、なかなか株を買いづらい状況でした。ですが、ファインカーボンという分野がこれから大きく売上を伸ばし、業績が好転する可能性が高いと思います。

是非、銘柄選定の参考にして頂ければと思います。

※投資は自己判断、自己責任でお願いします。

東海カーボンの概要

東海カーボンは炭素製品の総合大手メーカーです。

事業の主力は

黒鉛電極
カーボンブラック

黒鉛電極とは
電気炉による製鋼で、スクラップ(鉄くず)を溶かして鉄へリサイクルするときに、導電性としてなくてはならない中心的素材。

カーボンブラックとは
主にタイヤの補強材として使われます。タイヤが黒いのはこのカーボンブラックが使われているからです。

はっきり言いいますと、この2つの事業はコロナ禍の影響を受けて減収してます。
黒鉛電極は前年比▲58.5%の減収
カーボンブラックは前年比▲30.5%減収

ただ、今は回復傾向にあり、カーボンブラックに関しては、米国自動車販売の急回復により順調に売上を伸ばしている状況です。

2つの柱が回復傾向にあると同時に、同社のファインカーボンという製品の需要が急激に高まってきました。
ファインカーボンは同社の収益の柱になるのは確実で、今後の業績に大きく寄与すると思います。

ファインカーボンとは
半導体用シリコンや太陽電池の製造過程で使用される、さまざまな特殊黒鉛製品です。

【ファインカーボンの用途】
・スマホケース ・半導体 ・有機EL画面
・LEDライト ・太陽光パネルなど

これらの用途を見て頂けると、ファインカーボンが成長分野であることがわかります。

そして注目すべき記事が出ました!


(出典 日本経済新聞)

半導体製造装置に使う部材の生産能力を5割増やすと発表。
ファインカーボンがかなり需要があることがわかります。

 

そしてもう1つ、東海カーボンにとってプラスのニュースがありました。

同社の主力である黒鉛電極についてです。


(出典 日本経済新聞)

日本製鉄が2030年までに大型電炉を国内につくるというもの。

鉄を作るには、高炉と電炉があって、今までの主流は鉄鉱石から鉄を作る高炉でした。

しかし高炉は、大量のCO2を排出するため、環境的な問題がありました。

世界的な脱炭素の流れもあり、比較的CO2の排出が少ない電炉に注目が集まっており、今回、製鉄大手の日本製鉄が大型電炉の建設をすることになったということです。

電炉での製鉄では、東海カーボンの主力製品の黒鉛電極が必ず必要になってきます。

黒鉛電極の需要が高まってくると思いますし、東海カーボンの業績にも影響してくると思います。

業績


(出典 株探 https://kabutan.jp

やはり市況銘柄は、業績の上下が激しいですね。

2018年には黒鉛電極バブルで最高益を出しますが、2020年に採算が悪化し厳しい決算となりました。

黒鉛電極は価格交渉を予定しており、なんとか採算がとれるように動いているようです。
長期的に見たら、日本製鐵が大型の電炉をつくるということで、黒鉛電極の需要は高まってくると思いますので、これから採算が取れてくると思っています。

現状では、黒鉛電極が不安定な状況ですが、カーボンブラック及びファインカーボンの分野で巻き返しが期待されます。特にファインカーボンは、今後もしばらく続くであろう半導体需要により急成長すると思います。

財務面


(出典 株探)

一般的に自己資本比率は、40%以上あればいいとされています。

同社は43%なので大丈夫なのですが、50%以上はほしいところですね。
有利子負債が1500億円以上あり、負担になっていると思いますので、業績の回復で財務面も強化してほしいですね。

配当について

[配当]
2018/12 24円
2019/12 48円
2020/12 30円
2021/12 30円

配当利回り:2.13%(2021年12月)

やはり業績の回復が待たれますね。

今回の30円は最低限維持してほしいですね。

株主優待について

優待回数:1回/年

権利確定月:12月

<優待内容>

オリジナルカタログギフトがもらえる

株式保有数 優待内容
100株以上 【1年以上保有株主】
2,000円相当
【3年以上保有株主】
3,000円相当
1000株以上 【1年未満保有株主】
2,200円相当
【1年以上保有株主】
3,000円相当
【3年以上保有株主】
8,000円相当

 

株価チャートについて


(出典 株探)

2020年3月のコロナショックから、大きく株価を上げてきましたが、最高値の2,353円を超えることができず、下落しました。

東海カーボンについては、プラスの材料が多いので、今後の業績は回復していくと思っていますし、それに伴って株価も上昇すると思います。

ただ、市況銘柄なので、必ず3ヶ月ごとの業績を確認して良いと判断してから株を買うことをオススメします。
いきなり業績悪化といこともありますので。

まぁ、僕は今後も東海カーボンは注目していきたいと思います。

以上。

ありがとうございました。