今回はベイカレント・コンサルティングを紹介します。
総合コンサル会社では国内トップクラスであり、DX推進の大きな流れの中で急成長した会社になります。
コンサル業界では人材確保を含めて激しい競争が行われていますが、ベイカレントは現在でも成長を続けています。
今後も注目される企業です。
※投資は自己判断、自己責任でお願いします。
ベイカレントの特徴
[10秒でわかるベイカレントの特徴]
・超優秀な社員の育成、確保に注力している
→平均年収は1,100万円で高年収
・ワンプール制を採っている
→すべてのコンサルタントが同じ部署
・営業専属部隊を設けている
→企業コンサル部隊はコンサルワークに注力できる
・コロナ禍で産業界でDX化が進んだ事が追い風となり急成長
・生成AIコンサルが拡大
・かなり高い営業利益率とROE
ベイカレントの事業内容
ベイカレントはコンサルティング事業単一。
経営とITに関するコンサルティング及びシステム導入とアウトソーシングを行なっている会社です。
顧客の様々な経営課題に対して、戦略からシステム構築・運用までワンストップで提供しています。
最大の特徴はワンプール制
ワンプール制とは、すべてのコンサルタントが同じ部門(ワンプール)に所属していることです。
ワンプール制を採っているコンサル会社は私の知る限りではベイカレントだけです。
多くのコンサルタント会社は、金融や製造メーカーといった産業、ITやマーケティングなどのサービスや職種によって部門が分かれており、それぞれの部門の中でキャリアを形成していくことになります。
ですが、ベイカレントは、業界や職種で部門が分かれていない為、さまざまなプロジェクトに参加でき、常にチャレンジ精神を持って仕事ができる仕組みになっています。
例えば、金融系の会社にコンサルワークをしたかと思えば、次は自動車業界でのコンサルに関わることが可能になるということです。
ワンプール制を採ることで、さまざまな業界を知ることができますし、より幅広い知識を身に付けることができます。
それにより、業界に囚われることなく、さまざまな角度から顧客に提案できる人材が育成されるわけです。
営業専属部隊がある
ベイカレントの2つ目の大きな特徴として、営業専属部隊があるということです。
他の大手コンサル会社では、営業活動を担いながらコンサルティングしていくのに対して、ベイカレントでは営業専属部隊がいるため、コンサル部隊がコンサルティング業務のみに集中することができます。
営業部隊がガンガン案件を取ってくることで、コンサルの稼働率90%以上を実現しています。
業績について
(出典:株探 https://kabutan.jp)
業績に関しては、素晴らしいの一言です。
コロナ禍で産業界のDX化が進んでいった結果、ITコンサル需要が拡大し、ベイカレントの業績が大きく伸びています。
売上、利益ともに素晴らしい伸びです。
高い収益性
(出典:株探)
ベイカレントの業績で特徴的なのが、高い収益性が挙げられます。
利益率は40%近くあり、ROEも40%を超えております。
優秀な人材をどんどん採用し人件費が上がっているにも関わらず、40%近い利益率を出し続けているのは単純にすごいとしか言いようがありません。
ベイカレントは、稼ぐ力がめちゃくちゃあります。
ROE・ROAとは?
✴️ ROEとは、自己資本利益率の意味であり、株主から集めた資金を使ってどれだけ効率的に稼ぎましたかという指標になります
ROE(%)=当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
✴️ ROAとは、総資産利益率といい、総資産からどれだけ利益を生み出したかを示す指標です。
ROA(%)=当期純利益 ÷ 総資産 × 100
株価チャートについて
(出典:株探)
上場日:2016年9月2日
上場してからの株価チャートを出しています。。
2020年のコロナ禍から急成長していった結果、株価は急激に上がっていき、一時は6,000円を超えた場面もありました。
それ以降は、ストップ安もあったりと株価は乱高下。
業績好調なのに株価が下がったのは、金利上昇をはじめとしたグロース株への逆風を受けたのではないかと思っています。
業績は引き続き好調なので、PER20倍以下なら割安水準ではないかと個人的には思っています。
株価チャート分析の記事はこちら↓
株・FXで必須のテクニカル分析(指標)の意味をわかりやすく解説!
まとめ
<ベイカレントのまとめ>
・ワンプール制と営業専属部隊があることがベイカレントの大きな特徴
→大手コンサル会社にはない独自性
・コロナ禍で急成長
・利益率は40%近くを維持し続けている
・株価は乱高下
・業績好調なのでPER20倍以下は割安では?
以上。
ありがとうございました。