銘柄分析

Appier Group(エイピア)の株価を予想!今後の将来性は?株価下落でやばいのか?

東証グロース
証券コード:4180

今回はAI SaaS事業を行なっているAppier Group(エイピアグループ)を紹介します。

これからもAI市場はさらに伸びていくと思われますので、個人的にはかなり将来性がある会社だと思っています。

まだ赤字の会社なのですが、今後は利益率の改善が見込めますので、近いうちに黒字化すると思っています。

今後の業績と株価の動きに注目ですね。

※投資は自己判断、自己責任でお願いします。

エイピアの特徴

エイピアの特徴

本社は台湾

AIなどで博士及び修士号をもつエンジニアが多数所属

日本での主力売上先はサイバーエージェント

米国で急成長中

売上は下期に偏重(特に4Qに偏重)

2022年度下期に営業黒字化する見込み

エイピアの事業内容

エイピアは、販促分野でAI(人口知能)を活用したツールを開発・提供している会社です。


(出典 Appier Group)

CrossX:潜在的なユーザーの予測及び獲得
AIQUA:ユーザーの維持及び関係構築
AIDERL:購買・アクションへの動機付け
AIXON:ユーザーの行動を総合的に予測

上記の4つのツールを使って、商品やサービスの販促支援を行なっています。

同社サービスの提供先は、Eコマース、小売、ゲーム、自動車など多岐にわたっています。

主力売上先はサイバーエージェント

同社の主力売上先はサイバーエージェントです。

2021年12月期では、サイバーエージェント及びその子会社で18.8億円の売上実績があり、総販売実績に対する割合は14.9%となっております。

ちなみに過去の割合は
2019年は13%
2020年は19%

サイバーエージェントは継続的な大口顧客となっています。

米国で急成長中

エイピアは、主に日本、韓国などの北東アジア地域での売上が高くなっております。

北東アジアは全体の売上の62%を占めております。


(出典 Appier Group)

北東アジアで強いエイピアですが、ここ最近では米国での売上がかなり伸びております。

米国での売上が2021年の2Qと比較して9倍に伸びており、売上に占める比率でも1年前の2%から12%に大きく上昇しております。

これからも米国での販売を強化し成長していくと思っています。

エイピアはエリート集団

エイピアは優秀なエンジニアが多数所属しているのも、エイピアの強みの1つですね。

エイピアのエンジニアのうち約70%がAIあるいはビッグデータの領域における博士号または修士号を保有しています。

まさに、AIエリート集団です!

業績について


(出典 株探 https://kabutan.jp

業績はかなり素晴らしいものがあります。

売上高に関して、2020年12月期では24%増、2021年12月期は41%増、2022年12月期では53%増と高い売上成長率を上げております。

2023年12月期に関しては、売上成長率31%増の予想が出ております。

利益に関しては、売上高の上昇に伴って赤字幅が縮小していき、2022年12月期では待望の黒字化しております。

エクセレント!!

そして、2023年12月期の会社予想では、売上高31%増、経常利益は7.3倍となる予想を出しております。

利益創出期に入ったのではないかと思っています。

めちゃくちゃ理想的な成長を遂げている会社だと思います。

売上は下期に偏重


(出典 Appier Group)

エイピアの業績の特徴として、売上が下期に偏重しているという点があります。

特に第4四半期(4Q)に売上が高くなっております。

エイピアに投資をしようと考えている方は、この特徴を頭の片隅に置いておくと良いと思います。

株価チャートについて

2021年3月31日に東証マザーズ(現東証グロース)に上場しております。

初値:2030円(公募価格比+430円)

上場してからの株価チャート(日足)を出しています。


(出典 株探)

2022年8月あたりから素晴らしい上昇トレンドが続いている状況です。

業績が順調に推移していることから、株価も上方向で考えています。

どこまで、上昇するのかわからないですね。

株価1,000円以下買ったホルダーの方が羨ましいです。

テクニカル分析についての記事はこちらです↓
株・FXで必須のテクニカル分析(指標)の意味をわかりやすく解説!

・まとめ

<エイピアのまとめ>

・高い売上成長率

・赤字幅は縮小している

・2022年下期に営業黒字の見込み

・米国が絶好調(売上が前年同期比で9倍)

日本、韓国ではサイバーエージェントなどの大口の顧客がいますので、今後においても北東アジアでの売上は堅調に推移すると思います。

短期的なエイピアの業績のポイントは、米国での売上がどれだけ伸びていくかですね。

エイピアは優秀なエンジニアが集まっているため、圧倒的な技術力を持っております。

なので、米国でもエイピアのサービスが拡大していくと思っています。

めちゃくちゃ将来性がある会社だと思います。

以上。