今回紹介するチャートパターンは『カップウィズハンドル』です。
このチャートパターンは信頼度が高く、強い株価の上昇が期待できます。
ただ、かなりレアなチャートなので、見つけるのは至難の技です。
カップウィズハンドルの見つけ方も紹介していますので、是非、最後まで読んで下さい。
※投資は自己判断、自己責任でお願いします。
カップウィズハンドルの概要
①下落トレンドが続いた後(12〜33%下落)、底を打った株価が徐々に上昇に転じ、チャートがカップ(お椀)のような形をつくる。その期間は3〜6ヶ月で形成。
②株価がカップの左端と近い水準に回復した後に、再度5〜10%下落する。この下落期間はおよそ1〜2週間。
③下落から上昇に転じ、取っ手部分を形成し、取っ手の高値を超えてきたところが買いポイントです。
必ず出来高もチェックして精度を上げる!
①カップの底のあたりは出来高は減少。その後株価の上昇とともに出来高も徐々に増加
②1度目の高値で出来高も1度天井を打つが、調整の際に出来高も減少
③再度高値を抜けるタイミングで大きな出来高を伴う
✳︎最後に業績を確認した方がいいですね。
成長しているか、あるいは安定していることが望ましく、赤字の場合はスルーでいいと思います。
・実際のチャート
SERIOホールディングス(6567)のチャートです・
(出典 株探 https://kabutan.jp)
約6ヶ月かけてカップを形成し、その後取っ手が完成して、出来高急増とともに力強い株価の上昇がありました。
カップウィズハンドルの見つけ方
①Yahoo!ファイナンスで探す
②スクリーニング(銘柄条件検索)で探す
①Yahoo!ファイナンスで探す
1、トップページの「株式」のタブをクリック
2、少し下にスクロールして「高安一覧」で「年初来高」の欄の「もっと見る」をクリック
3、「前営業日までの年初来高値」の項目の日付を見る
この日付が3〜6ヶ月前の銘柄を探す
実際にチャートを確認して、カップを形成していたら「監視銘柄」として、その後に取っ手を形成するかどうか見ていくことになります。
②スクリーニングで探す
これはスクリーニングの条件追加「一目均衡雲抜け上」で検索する方法。
検索結果で出てきた銘柄を1つ1つチャートをチェックする方法で、かなり労力がかかります。レアなチャートパターンなので、探すのも大変ですが、チャレンジする価値は十分あると思います。
最後に
カップウィズハンドルはウイリアム・J・オニールというアメリカの伝説の投資家が愛したチャートパターンです。
オニールさんによれば、取っ手を形成しなくても、そのまま上昇することも結構あるようです。業績がすこぶる良ければ、取っ手の形成を待たずに株を買うのもありかもしれません。
個人的に思うポイントは出来高だと思います。ブレイクするときに出来高増加を伴っての株価の上昇であれば、取っ手の形成は気にしなくてもいいのかなぁと思います。
あくまで個人的見解ですが・・・。
いずれにしても、カップを形成したチャートを見たら、監視銘柄に入れておくことですね。
時々チャートをチェックしてブレイクを待ちましょう!
以上。