東証マザーズ
証券コード:3936
今回は、株価の動きが激しいグローバルウェイを紹介します。
度々行う株式分割で株価が暴騰したりして、何かと話題の銘柄ですね。
あと、頻繁に上方修正を発表していますので、その辺の理由も書いていきます。
正直、仕手株っぽいのでリスクが高い銘柄ですね。
今回の記事を参考にして頂けたらうれしいです。
※投資は自己判断、自己責任でお願いします。
グローバルウェイの業績
【グローバルウェイの事業】
・プラットフォーム事業:クラウドアプリの開発、導入支援
・セールスフォース事業:セールスフォースのアプリ開発、導入支援
・メディア事業:キャリコネの運営
・リクルーティング事業:ハイクラス人材紹介
・シェアリングビジネス事業:スキルや経験のシェアリング
グローバルウェイは、主に企業向けクラウド・アプリケーション『Voxer』の開発・提供や、企業の口コミサイト『キャリコネ』の運営を行なっている会社です。
<セグメント別の業績>
(出典 グローバルウェイ)
突出している事業はなく、どの事業も満遍なく売上がある感じですね。
利益に関しては、リクルーティング事業が好調のようです。
<業績>
(出典 株探 https://kabutan.jp)
事業拡大に伴う先行投資で、ここ数年は赤字が続いていましたが、2022年3月期は黒字予想が出ました。
本業の儲けを示す営業利益が黒字転換したのはプラス材料ですね。
経常利益に関しては、暗号資産タイムコインの売却益を計上しますので、通期で4億円の黒字の予想です。
売上も40%以上増加していますので、業績は好調のようです。
株価上昇の理由
グローバルウェイの株価の動きが激しいのはなぜでしょう?
それは次の2つが理由です。
①頻繁に上方修正を発表
②連発する株式分割
①頻繁な上方修正
グローバルウェイは頻繁に上方修正を出しています。
それは、本業の業績が好調で上方修正を出しているわけではなくて、海外子会社TimeTicket GmbHが保有する暗号資産タイムコインを売却しているからです。
タイムコインを売却しているのは、資金調達が主な理由ですね。
この売却益が営業外収益として計上されるので、上方修正されるというわけです。
(出典 株探)
2021年7月から11月までの5ヶ月の間に4回も上方修正をしています。
タイムコインを売却するたびに上方修正を発表しています。
最初の上方修正で株価がかなり上昇しました。
(出典 株探)
赤い矢印のところで1回目の上方修正を発表したのですが、その後の株価は暴騰しています。
70円くらいだった株価が550円くらいまで跳ね上りました。
ただ、その後の上方修正の発表では株価は下がっていますので、もう上方修正は効かなくなっていますね。
②連発する株式分割
(1回目)1:5の株式分割を発表 2021/8/26
(2回目)1:3の株式分割を発表 2021/10/13
(3回目)1:2の株式分割を発表 2021/11/17
短期間で株式分割を3回も行なっています。
株式分割をしても株の価値は変わらないので、理論的には株価への影響はあまりないのですが、グローバルウェイの場合は、株式分割の発表をするたびに株価が急上昇しています。
クレイジーなチャートですよ。
(出典 株探)
赤い矢印が株式分割を発表した箇所です。
発表するたびに株価が大幅に上昇しているのがわかります。
ただ、3回目の株式分割発表の時は、急上昇したあとに急落しています。
かなりやばいチャートですね。
もう爆上げは期待できないかもしれませんね。
今後も株式分割はあるのでしょうか。
もう1回くらいありそうですが・・・。
まとめ
結論として、グローバルウェイの株は手を出さない方がいいと思います。
頻繁な上方修正や連発する株式分割での株価上昇は、本業の業績を無視した動きなのでかなりリスクが高いですね。
まぁ、仕手株っぽいですね。
はい。
過剰に上げられた株価は、これから下がっていくと思っています。
適正な株価に落ち着いてから投資を考えた方がいいと思います。
以上。
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