今回は、僕が当ブログの中で、最も強調したいことを書きたいと思います。
株初心者が大きな失敗をしないために、守るべきルールはこの2つ!
・逆張りをしない
・損切りをする
個人投資家が勝てない理由は、この2つができないからではないかと思っています。
この2つって、簡単に守れそうな気がしますが、超超超むずかしいです。
みんなができない事をやっていくのが、勝利への第一歩だと思っています。
偉そうに言ってる僕も、正直言って、完全にはできていません。
たまに逆張りやっちゃうし、損切りできなくて失敗すことがあります。
人間だもの・・・。
今回は、自分への戒めをこめて書いていこうと思います。
よろしくお願いします!
※投資は自己判断、自己責任でお願いします。
逆張りをしない!
まず、日本の株式市場で売買している7割以上は外国人投資家で占めており、ほとんどがプロ集団です。
そのプロ集団である外国人投資家は、順張りのプロだっていうことです。
逆に、日本の個人投資家はというと、逆張りが大大大好きです。
日本経済新聞に、たびたび、個人投資家は逆張りが好きという記事を載せています。
(出典 日本経済新聞)
日本の株式市場の売買の7割以上を占めるプロの外国人投資家が、順張りをしているのに、果たして、逆張り大好きの個人投資家が勝てるのか?
どう考えても、勝てないと思います。
これは、メイウェザーにケンカを売りにいくようなものですよね!
個人投資家は、逆張りが好きという1例を紹介します。
安川電機が決算発表をしたのですが、その翌日に株価が急落しました。
決算自体は、全然悪くはありません。むしろ良かったです。なのに株価が急落しました。
そのチャートがこちら
(出典 株探 https://kabutan.jp/)
決算発表を受けて、赤丸の箇所まで株価が急落しました。
そして、面白いことに、その急落の翌日に信用買い残が急増していました。
(出典 株探)
上の表にあるように、株価が急落した後に、信用買い残が急増しているのがわかります。
おそらくですが、決算自体はいいので、「株価が下がりすぎだ」と判断した個人投資家が、リバウンド狙いで信用買いをしたんだと思います。
ですが、その個人投資家の思惑とは逆に、株価はその後も下がり続けています。
急落した、あるいは下落中である株を買うということは、かなりリスクが高いと思います。
それではなぜ、僕を含めて個人投資家は逆張りが大好きなのか、少し考えてみました。
結論から言うと、個人投資家は、「底で買って天井で売りたい」という気持ちが強すぎると思います。(僕もです。)
上の図のように、底と天井で大きな利幅を狙っているということです。
できるだけ底で買おうとすると、どうしても逆張りになってしまいます。
ですが、狙うべきは真ん中の部分だけ!
上の図のように、「上がってきたところで買い、下がってきたところで売る」というイメージで、狙うべきポイントは真ん中の利幅の部分です。
投資の格言で、「頭としっぽはくれてやれ」というのがあります。
魚を丸ごと食べるのではなくて、油の乗った真ん中の部分だけを美味しくいただきましょう!ということですね。
「底で買って、天井で売る」というのは、不可能なので、今日から逆張りはやめましょう!(自分自身にも言っています)
順張りをしているプロ集団に、逆張りでは勝たれへん!
基本のチャートパターンの記事はこちら↓
株初心者にオススメのチャートパターンを4つ紹介!すぐに実践で使えるヨ!
損切りをする!
「損切りをする」
これも、超超ー難しいことですね。
自分の思惑に反して、株価が下落して含み損を抱えると、その後さらに損失が膨らむ可能性があっても、株を持ち続けて、株価が回復するのを待つという賭けに出る個人投資家がめちゃくちゃ多いらしいです。
そもそも人間は、損切りが苦手なようにできてるんだと思います。そうプログラミングされているのだから仕方がないのですが・・・。
でも、損切りはやらなければいけないんです!
勝つために!
個人投資家で儲かっている人は1割しかいないと聞いたことがあります。
そして、さらに、投資家の9割の人が含み損を抱えていると言われています。
その理由は、多くの個人投資家が少し儲かったら利益はすぐに確定してしまうのに、含み損を抱えてしまったら、損切りできずに損失を拡大させているからです。
「利益は少なく、損失は大きく」では、勝てないっすよね。
あの有名なウィリアム・J・オニールさんが言っていましたよ。
「株式市場で大きく勝つための一番の秘訣は、毎回正しい判断を下すことではない。間違った判断を下したときにできるだけ損失を抑えることなのだ」
さらに、こんなことも言ってました。
「損切りは、回復不可能になるほどの大きな損失を被る可能性から身を守る、たったひとつの方法なのだ」
僕はこの言葉に、めちゃくちゃ共感しました。
リーマンショックのような株価の大暴落が起きたときに、一番やってはいけないことは、損切りせずに株を持ち続けることです。
一時的に損はしますが、早めに損切りをして一旦処分をし、その後、株価が底を打って回復するところで買えば、十分に損失を取り戻せます。
さらに言うと、含み損を抱えたまま株価の上昇を待つよりかは、一旦株を処分してから、その後の株価の上昇を待つ方が精神的に楽ですよ。
損切りは、めちゃくちゃ大事な投資行動の1つですね。
では、どうしたら損切りできるのか?
僕の場合は、損切りする明確なルールを作って、それを強い意志を持って実行することですね。
初めのうちは、躊躇しまくりで、なかなかできなかったんですが、積極的に損切りを繰り返すうちに、段々とできるようになりました。(偉そうに言っていますが、まだまだできない時もあります・・・)
はっきり言いまして、損切りは慣れですね。
もう、小さな損切りを繰り返しましたよ。
繰り返していけば、必ずできるようになります。
で、損切りのルールですが、一般的に言われているようなことです。
損切りのルールというか、売るときのルールと一緒ですね。
①直近の安値を割り込んだら売り
②移動平均線を割り込んだら売り
③買値の8%下落したら売り
①と②は、基本的な売りのタイミングですね。これは、利益確定する場合の売りのタイミングでもありますね。
③は人によって、そのパーセンテージは違ってくると思いますが、僕は8%にしています。
本とかを見ていると、大体8〜10%の間で損切りの目安にしていることが多いです。
自分なりに損切りルールを決めたら、それを厳格に実行するのみです。
勝つためにはやるしかありませんよね!
最後に
最後に、1つだけ補足させてください。
「ナンピン買い」についてです。
これも、株初心者がやってはいけないことの1つだと思います。
「ナンピン買い」とは、買った株が値下がりしたときに、さらに株を買い増すことで、平均購入単価(平均取得単価)を引き下げることを目的とした投資手法です。
そもそも株価が下がっている時点で「見込み違い」なわけですから、そんな状況でナンピン買いをすれば、損失が膨らむ可能性は高いです。
投資の格言に「下手なナンピン、スカンピン」というのがあります。
初心者がやると、スカンピンになりますぜ〜。
なので、買った株が値下がりしたときは「ナンピン買い」ではなくて、早めの損切りが得策ですね!
以上。