今回は、生成AI関連株のさくらインターネットを紹介します
生成AI向けクラウドサービスの開始や政府クラウド(ガバメントクラウド)の提供事業者に選定されるなど、今まさに大注目されている銘柄になります。
政府クラウドの提供事業者に選定されたことで、中長期的に業績への影響が出てくると思います。
今後の将来性に期待ですね。
※投資は自己判断、自己責任でお願いします。
さくらインターネットの特徴
<10秒でわかるさくらインターネットの特徴>
・インターネットデータセンター事業の最大手
→石狩市に国内最大級のデータセンター
・生成AI向けクラウドサービス『高火力PHY』の提供開始
→2024年1月31日からサービス開始
・政府クラウド(ガバメントクラウド)の提供事業者に選定
→日本企業が選ばれるのは初めて
・政府クラウドの提供事業者に選定されたことで株価は急騰
事業内容
<クラウドコンピューティングサービス>
・さくらクラウド
→インターネット上で多彩なインフラ構成を実現できるパブリッククラウドサービス
・さくらのVPS
→レンタルサーバーの手軽さとクラウドの拡張性を併せ持つ仮想サーバーサービス
・さくらのレンタルサーバ
・さくらの専用サーバPHY
→物理サーバーを短時間・月額で利用可能な専用物理提供型クラウドサービス
・高火力
→AI・機械学習に最適な高機能かつ費用対効果に優れた計算リソースサービス
<IoTサービス>
・さくらのセキュアモバイルコネクト
→高セキュアな閉域型ネットワークを提供するIoT向けモバイルネットワークサービス
・さくらのモノプラットフォーム
→IoTシステムの構築・運用に必要なるプラットフォームや設計情報、通信回線を一貫して提供するサービス
ここで特に注目なのが『高火力』です。
NVIDIA H100 GPUを搭載した生成AI向けクラウドサービス「高火力PYH」の提供を2024年1月31日から提供が開始されます。
ちなみに料金は標準で月額304万円です。
政府クラウドの提供事業者に選定
自治体がもつ個人情報などを管理する政府クラウドを巡り、デジタル庁は2023年11月28日に新しい提供事業者としてさくらインターネットを選定しました。
(出典:さくらインターネット)
政府クラウドはこれまで、米国のアマゾン、グーグル、マイクロソフト、オラクルの外資4社しか選ばれていませんでしたが、今回初めて日本企業が選ばれました。
これにより、さくらインターネットは中長期的に業績の期待が高まります。
また、業界内での位置付けも向上していくと思っています。
この発表を受けて、株価は暴騰しました。
クラウドインフラは国策
生成AI向けクラウドサービスを提供するにあたり、2025年度までに約135億円を投じ、さくらインターネットが運営する石狩データセンターを大規模に整備します。
約135億円の総事業費のうち、半分ほどに当たる約68億円の補助を経済産業省から受けます。
経産省としては、日本独自のAI開発と利用、活用は経済安全保障上の観点からも重要と考えておりますので、さくらインターネットのような生成AI関連の企業に今後も金銭的に支援していくと思われます。
国からの支援を受けることで、持続的に研究開発を行えることができ、将来的に大きな技術向上につながります。
業績について
(出典:株探 https://kabutan.jp)
売上は、横ばいが続いており、そこまでのインパクトはありません。
業績については、これからなので中長期的に見ていく必要があります。
生成AIクラウドサービス『高火力』の提供は始まったばかりですし、政府クラウドについては、2025年度までに技術要件を満たす必要があり、業績に反映するのはまだ先です。
株価について
(出典:株探)
2023年1月からの株価チャートを出しています。
さくらインターネットの株価は23年までは低空飛行を続けていて、投資家からあまり注目されていない銘柄でした。
ですが、生成AI関連株として徐々に注目され始めて、そして政府クラウドに選定されたことで一気に株価が暴騰しました。
さくらインターネットの今後の業績と株価に注目です。
株価チャート分析の記事はこちら↓
株・FXで必須のテクニカル分析(指標)の意味をわかりやすく解説!
まとめ
<さくらインターネットのまとめ>
・国内企業初の政府クラウドに選定(条件付き認定)
・生成AIクラウドサービス「高火力PHY」の提供開始
・上記が業績に反映されるのまだ先
・生成AIテーマ株、政府クラウドに選定で株価は暴騰
以上。
ありがとうございました。