銘柄分析

東京通信の株価を予想!今後の将来性は?株価下落でやばいのか?

東証グロース
証券コード:7359

今回は、カジュアルゲームに強みを持っている(株)東京通信を紹介します。

ゲームのシンプルさが人気となっています。

今後の将来性については、新規事業であるヘルステック事業やメタバース事業がカギになると思っています。

既存の事業よりも新規事業に注目ですね。

※投資は自己判断、自己責任でお願いします。

東京通信の概要

東京通信はカジュアルゲームと呼ばれる無料ゲームの開発と電話占い「カリス」の運営を行なっている会社です。

<事業内容>

①インターネットメディア事業・・・カジュアルゲームアプリの開発

②プラットフォーム事業・・・電話占い「カリス」の運営

③インターネット広告事業・・・アフィリエイト代理店事業、SEOコンサルサービスなど

①インターネットメディア事業と②プラットフォーム事業が東京通信の主力の事業になります。

①インターネットメディア事業

インターネットメディア事業は、カジュアルゲームと呼ばれる無料ゲームの開発を行なっている事業になります。

ゲームのシンプルさが人気で、アプリのダウンロード数は右肩上がりとなっております。


(出典 東京通信)

シンプルなゲームをガンガン世に出して、その中から数本のヒット作が生まれることで成長してきました。

アプリ開発開始からリリースまで約2週間という短期間で開発しているというから驚きです。

今後は海外進出も積極的に進めていく方針なので、さらなる事業拡大が見込めると思います。

②プラットフォーム事業

プラットフォーム事業は、電話占い「カリス」の運営を行なっています。

この事業は、2021年から急激に売上を伸ばしてきております。


(出典 東京通信)

上のグラフを見ると、2021年2Qから急激に売上が上がっているのがわかります。

今後は「電話占い」のノウハウを活かして、恋愛相談サービスを立ち上げる予定です。

新規事業に期待!

<新規事業>

・ヘルステック事業
→オンラインフィットネス、健康管理アプリ、トレーニンググッズ販売など

・ライブコマース事業
→アパレル商品をライブ配信から購入する販売チャンネル

・メタバース事業
→既存のサービスをメタバース化

・デジタルサイネージ事業
→デジタルサイネージ特化型アドネットワーク

上記の新規事業の中で注目なのが、メタバース事業で東京通信の今後の成長のカギになると思っています。

既存のサービスであるカジュアルゲームや電話占いをどのようにしてメタバース化していくのか注目です。

自社コンテンツをオンライン体験からメタバース体験への変換を急速に進めていくと思います。

「メタバース」は株式市場ではパワーワードですので、関連ニュースが出ると株価がすぐに反応すると思います。

業績について


(出典 株探 https://kabutan.jp

売上は順調に伸ばしていると思います。

主力のゲーム事業を海外進出していきますので、今後も売上は伸びていく可能性が高いと思っています。

ですが、利益に関しては、新規事業への投資が先行しますので、期待はできないと思います。

新規事業が軌道に乗るのはまだ先になるので、赤字は仕方ないと思っています。

しばらくは、厳しい決算の数字が続くと思っています。

財務について


(出典 株探)

自己資本比率が40%以下なので、財務に不安があります。

新規事業の開発や広告宣伝でかなり資金が必要になってくると思われますので、増資や借入は今後も行なっていく可能性は高いと思っています。

株価チャートについて

2020年12月に上場してからの株価チャート(日足)を出しています。


(出典 株探)

IPO(新規上場)してから株価はかなり厳しい状況が続いておりました。

売上は伸びているものの、利益がなかなか伸びていないので、株価下落は仕方ないですが、600円以下はちょっと売られすぎですね。

ただ、メタバース関連のIRが出たことで、一時的に株価が急騰が急騰しております。

決算の数字としては厳しいので、なかなか株を買いづらいと思っています。

高値掴みだけは注意したいですね。

以上。

テクニカル分析についての記事はこちら↓
株・FXで必須のテクニカル分析(指標)の意味をわかりやすく解説!

まとめ

【東京通信のまとめ】

・カジュアルゲーム事業が主力
→海外進出を加速

・電話占い「カリス」が好調
→恋愛相談サービスの立ち上げ

・新規事業に期待
→オンライン体験からメタバース体験へ

・財務は不安
→自己資本比率は40%以下

ゲームアプリは海外進出していくので、短期的には売上が上がるかもしれません。

ですが、国内ではゲームアプリでヒット作を出すのが難しい環境になってきたと思います。

それは他のゲーム会社もそうで、売上がピークアウトしている会社は多いです。

なので、ゲーム開発会社は、次の戦略として「メタバース」事業にかなりの資金をかけて積極的に取り組んでいます。

東京通信も「メタバース」事業が今後の成長のカギとなるのは間違いないと思います。

株価としては、短期的には、メタバース関連のIRで株価の上昇はあるかもしれないですが、長期的には、新規事業が不透明なので全く読めないです。

かなり難しい銘柄だと思います。

個人的には様子見ですね。

以上。

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