今回は自動翻訳機「ポケトーク」に積極投資をしているソースネクストを紹介します。
ポケトークが2025年中に東証上場を目指すと報じられて、ソースネクストの株価が急騰しました。
ポケトークの株を89%保有しているソースネクストにとってビックニュースですね。
今後の将来性について考察していきたいと思います。
※投資は自己判断、自己責任でお願いします。
ソースネクストの特徴
[10秒でわかるソースネクストの特徴]
・PC用ソフト・Iot機器の販売を行なっている会社
→ウィルス対策ソフトはシェア上位
・ポケトーク株を84%保有
→上場すれば一部を放出する予定
・ポケトークが2025年中に東証上場を目指す
→時価総額は1000億円規模になるとの予測
・ポケトークのサブスク版が好調
→端末型からサブスク版へ重点変更
・黒字予想から一転、赤字へ
→ポケトークブラウザ版をリリースしたが本格受注まで時間を要している
・自己資本比率は45%
→ポケトークが上場すれば上場益が得られるので自己資本比率は大幅に改善する可能性がある
積極投資するポケトークとは?
ソースネクストが積極投資してる「ポケトーク」とは、相手の話す外国語を音声と字幕でリアルタイムに理解できるAI通訳サービスです。
日本では現在、多くの外国の方が観光等で訪れておりますので、通訳サービスのポケトークの需要がますます高まってくると思っています。
ソースネクストはこのポケトークの株を84%を保有しています。
(出典:ソースネクスト)
ポケトークが25年中に東証上場を目指す
(出典:日本経済新聞)
ポケトークは2025年中に東証プライムへの上場を目指すと発表。
上場時の時価総額は約1000億円になるとの予測が出ております。
もしそうなるとソースネクストは83.9%のポケトーク株を保有しておりますので、価値が839億円に跳ね上がることになります。
この発表が出てから、ソースネクストの株価は急騰しております。
もしもポケトークが上場すれば、ソースネクストはポケトークの株の一部を放出すると思われるので、多額の上場益を得ることができます。
ソースネクストの時価総額を上回る資金をゲットする可能性があります。
業績について
(出典:株探 https://kabutan.jp)
業績については2期連続の赤字が続いており、非常に厳しい数字となっております。
2024年3月期に関しても約20億円の赤字予想が出ており、3期連続の赤字は確定的です。
当初は黒字予想を出しておりましたが、一転して赤字に下方修正されております。
下方修正された理由としては
ポケトークのウェブブラウザ版をリリースしたのですが、大企業や教育機関など数百社へのテスト導入は進んではいるが、本格受注までには想定よりも時間を要しており、まだ利益貢献できていないので、業績予想を下方修正したとのことです。
今後は、大手企業との業務提携を推進していき、ポケトークの事業を拡大をしていくとのことです。
大企業のニーズに対応する製品・サービスを日本だけでなく米国、欧州、アジア市場に投入していきます。
株価について
上場日:2006年12月
(出典:株探)
過去3年間の株価チャートを出しています。
最高値:319円
最安値:120円
2期連続の赤字ということもあり、株価は低水準で推移しております。
ソースネクストの株価はポケトークに依存しており、2025年に無事に上場できるかが注目されます。
個人的には、ポケトークが上場されることを前提として考えると、ソースネクストの株価は割安ではないかと思っています。
株価チャート分析についての記事はこちら↓
株・FXで必須のテクニカル分析(指標)の意味をわかりやすく解説!
まとめ
<ソースネクストのまとめ>
・ポケトーク上場表明で株価急騰
・ポケトークの利益貢献が遅れ黒字予想から大赤字へ
・ポケトークが上場すれば多額の上場益を得る可能性がある
・安定して稼げるサブスクビジネスに注力
以上。