※投資は自己判断、自己責任でお願いします。
今回はトレンドが変わるサインを4つ紹介します。
・持ち合い→大きく上昇→上昇へ
・下降トレンド→大きく下落→上昇へ
・上昇トレンド→大きく下落→下降へ
・上昇トレンド→大きく上昇→下降へ
持ち合い→大きく上昇→上昇へ
持ち合い(三角持ち合い)の状態から、出来高増を伴って株価がピュッと上昇したら、その後に上昇トレンドへと変わる可能性があります。
持ち合いという投資家からあまり注目されなかった状態から、「この株を買いたい」と思う投資家が増えたことを表します。
持ち合い状態が長ければ長いほど、上放れした時は強い上昇が見込めます。
持ち合い中はエネルギーをためている状態ですね。
[実際のチャート]
三井化学のチャート(日足)
(出典 株探 https://kabutan.jp)
三角持ち合いの状態から、長い陽線をつけて上昇しています。
下降トレンド→大きく下落→上昇へ
下落トレンドが続いた末に、出来高の急増を伴って株価が急落した後に、上昇に転じるパターン。
長く続く株価の下落に、「もうダメ」とばかりに一斉に投げ売りされて、売りたい人が売り尽くしてしまうと、その後に反発しやすくなります。
[実際にチャート]
日清オイリオグループのチャート(日足)
(出典 株探)
長い下降から、出来高増を伴って株価が急落した後で、上昇に転じています。
上昇トレンド→大きく下落→下降へ
上昇トレンドが続いた後で、出来高増を伴って株価が急落し、その後、下落していくパターン。
直近の安値、あるいは移動平均線を割り込んだら売りのタイミングと言えます。
[実際のチャート]
村田製作所のチャート(日足)
(出典 株探)
上昇トレンドが続いていましたが、株価が大きく下落したことをきっかけにその後、下降に転じています。
上昇トレンド→大きく上昇→下降へ
上昇トレンドの末に、出来高増を伴って株価が急上昇し、その後下降に転じるパターン。
穏やかな上昇が続いていた株が、急に上昇のピッチが激しくなり過熱化すると、株価が天井をつける可能性が高くなります。
[実際のチャート]
ルネサスエレクトロニクスのチャート(日足)
(出典 株探)
株価の上昇のピッチが激しくなり、移動平均線との乖離が大きくなると、移動平均線の近くまで戻ろうとし、株価が下落しています。
移動平均線を割り込めば、売りのタイミングと言えます。
最後に
トレンドが変わるサインを4つ紹介しましたが、全てのパターンに言えるのが出来高増加を伴っていることです。
株式投資をしていると、よくダマシにあうことがあります。そのダマシをできるだけ避けるためには、チャートの形だけではなくて、出来高も同時にチェックすることが必要です。
それともう1つ大事なことは、業績や関連ニュースなどのファンダメンタル分析も必ずした方がいいです。
ファンダメンタルとテクニカルの重要度の割合は、50対50だと思っています。
どちらも重要視し、勝率を上げていきましょう!
以上。