銘柄分析

三菱UFJフィナンシャルG(三菱UFJ銀行)の株価と配当を分析!今後の将来性は?

今回は、今後の株価の上昇が期待できる銘柄の三菱UFJフィナンシャルグループを紹介します。

アメリカの金利が上昇すると、銀行の株価に動きがあると思います。特に海外比率の高い三菱UFJ銀行に注目しました。

今後の株価上昇が期待できると思っています。

しかも、高配当銘柄でもあるので要注目です!

※投資は自己判断、自己責任でお願いします。

三菱UFJの特徴

三菱UFJフィナンシャルGは、日本最大かつ世界有数の総合金融グループです。

PER:8.91倍

PBR:0.45倍

株価:589.6円

(2021年7月16日現在のデータ)

三菱UFJフィナンシャルGの特徴

・株価が低迷しており割安

・海外比率が高い

・三菱UFJの株価とアメリカの長期金利の相関関係が高い

業績について


(出典 Strainer)

2015年に業界で初めて純利益が1兆円に達しました。

その後は、純利益1兆円を超えることはないものの、業績は安定していると思います。

銀行にとって稼ぎにくい低金利の時代に、5000億円以上稼げているのは単純にすごいですね。低金利の中でも利益を出せるビジネスモデルを確立しています。

そして、今後の業績の目標ですが、24年3月期に純利益1兆円を掲げています。


(出典 日本経済新聞)

DXを活用したコスト削減やアジアでの事業を拡大・強化して、21年3月期の純利益7,500億円から3割強増やし、1兆円を超える目標を示しました。

今後の業績が楽しみですね。

あと、問題は株価だけです。長い間、割安なのに低迷しています。
アメリカの金利上昇を機に株価が上昇するといいですが。

業績の見方についての記事はこちら↓
株探を使って業績を分析する方法(成長株編)簡単にサクっと分析!

三菱UFJの株価上昇のポイント

三菱UFJフィナンシャルGの株価が上昇するポイントはズバリ、アメリカの金利上昇だと思います。

今後、アメリカの長期金利が確実に上がるので、銀行株にチャンスが来ると思います。

特に、海外比率の高い三菱UFJ銀行は要注目ですね。

三菱UFJ銀行は、全貸出残高の約40%は海外で占めており、海外比率が非常に高いです。
そして海外事業の中でもアメリカは、粗利益全体の約15%を占めています。

アメリカの金利上昇は、同行にとって稼ぎやすい環境になり、業績にも大きく影響すると思います。
もちろん株価も上がっていくと予想します。

三菱UFJフィナンシャルGの株価とアメリカ10年国債の金利の関係

下記のチャート(5年間)は
上が米国10年国債の金利で下が三菱UFJフィナンシャルGの株価です。


(出典 Traiding View)

どうでしょう?

同じ動きをしていると思いませんか?

かなり相関関係が高いと思います。
連動していると言ってもいいのではないかと思います。

このチャートを見る限り、三菱UFJフィナンシャルGの株を買うときは、アメリカの10年国債の金利を見ながら買うといいですね。

アメリカのFRBが、いつ利上げするのかはわかりませんが、アメリカのインフレ懸念があるんで、利上げが早まるのではないかとの憶測が高まっています。

今後のFRB関係者やアメリカ政府の発言は、要チェックです!
発言だけで株価は大きく動きますからね。

配当について

配当推移


(出典 三菱UFJフィナンシャルG)

過去10年間で減配していませんね。

配当:27円(中間13.5円 期末13.5円)

予想配当利回り:4.58%

前期配当性向:41.3%

業績から考えて、今後の配当は上がっていくと予想します。

株価チャート

過去20年間のチャートです。


(出典 株探 https://kabutan.jp/

2008年のリーマンショック以後、長期にわたり株価が低迷しているのがわかります。

株価低迷が長期化すると、まぁ、なかなか上がんないッスねぇ〜。

低金利下で、銀行が稼ぎにくい状況が続いていて、株価が低迷するのはわかるのですが、しかし現在は、低金利下でも利益を上げるビジネスモデルを確立し、業績が安定しているにも関わらず株価が低迷しているのは、どうもよくわかりません。

今後、銀行株が見直されるといいのですが、どうなんでしょうね?

僕は、株価上昇のきっかけはアメリカの金利上昇だと思っています

なので、FRBの動向に注意しながら、アメリカの金利上昇のタイミングで、三菱UFJフィナンシャルGの株を買いたいと思います。

そしてこの銘柄は、配当も良いので、長期投資として考えても良いですね。

高配当+株価上昇」を狙いたいと思います。

今後が楽しみな銘柄なので要注目です!

以上。