銘柄分析

ビジョナルの株価を予想!今後の将来性は?やばいのか?

東証グロース
証券コード:4194

今回は、CMでお馴染みの転職サイト「ビズリーチ」を運営しているビジョナルを紹介します。

2022年は、コロナ終息後を見据えた専門人材を求める動きが活発になったことで、ビズリーチの売上が絶好調です。

気になる今後の業績はどうなっていくのでしょうか?

長期的には、成長が続いていくと思っています。

※投資は自己判断、自己責任でお願いします。

ビジョナルの特徴

<10秒でわかるビジョナルの特徴>

売上の8割は「ビズリーチ」

ハイクラス人材の転職支援サービス

企業が求める人材に直接アプローチできる独自のプラットフォーム

求職者課金型で求職者からも収益が得られる

「ビズリーチ」は利益率がめちゃくちゃ良い

売上は3Qに偏重(季節性あり)

第2の収益の柱は「HRMOS」

企業が求める人材に直接アプローチできる「ダイレクトリクルーティング」がビズリーチの最大の特徴です。

あと求職者からも収益が得られるビジネスモデルになっているのも特徴的ですね。

主力事業の「ビズリーチ」

ビジョナルといえばなんと言っても「ビズリーチ」です。

「ビズリーチ」はビジョナルの売上の86%を占めている主力事業になります。


(出典 ビジョナル)

「ビズリーチ」はCMでお馴染みですが、その広告宣伝効果もあって認知度が急速に高まっております。

ビズリーチの特徴

ビズリーチの最大は特徴は、企業が求める人材に直接アプローチできる「ダイレクトリクルーティング」であることです。


(出典 ビジョナル)

右図のように、ヘッドハンターや採用企業側は「ビズリーチ」を介して直接、求職者にアプローチできる仕組みになっております。

求職者側としても職務経歴書を書いて、後はスカウトを待つだけで良いので、非常に効率的に就活ができます。

これは今までになかった転職支援サービスになります。

求職者課金型が新しい

ビズリーチの特徴でもう1つ大きなものが、求職者有料サービスがあることです。

求職者が月額利用料を払うことで、スカウトの量が増えたり、スカウトの質が上がったりと、より有利に転職活動を行えることができます。

このような求職者課金型サービスも今までなかったものです。

求職者からも収益が得られる仕組みを作ったのは革新的だと思います。

第2の収益の柱は「HRMOS」

ビジョナルは、ビズリーチの売上がほとんどのため、ビズリーチの業績に左右されることになります。

これでは、採用市場の動向によって業績が上下してしまって、安定しません。

そこで、第2の収益の柱として考えている「HRMOS」に積極的に投資をしております。


(出典 ビジョナル)

「HRMOS」は、採用活動から入社後の人材マネジメントまで一貫して管理するシステムです。

採用した人材の管理、活用にまで事業を拡大していくことになります。

ビズリーチ依存から脱却するためには、この「HRMOS」の成長がキーポイントになってくると思っています。

売上は3Qに偏重


(出典 ビジョナル)

第3四半期(3Q)は、採用支援市場の季節性により、通期の中で最も売上が大きい四半期です。

なので、QonQで決算数字を見る場合は注意が必要です。

4Qでは3Qの業績の数字を下回る可能性が高いです。

業績について


(出典 株探 https://kabutan.jp

2022年7月期は業績が絶好調!

2023年7月期の予想も素晴らし数字が出ております。

2022年、2023年はコロナ終息を見据えた専門人材を求める企業が多くなったことで、ビズリーチの売上、利益が急増しております。

さらに、CMの効果による認知度向上も業績好調の大きな要因ですね。

収益性が高い

ビジョナルの業績で特徴的なのが、収益性の高さです。


(出典 株探)

2022年7月期では、営業利益率18.9%もあります。

さらに、ROEは22.8%、ROAは14.4%と驚異的な数字です。

一般的にROEは10%以上、ROAは5%以上あれば優秀とされています。

ビジョナルは稼ぐ力がめちゃくちゃあるということです

ROE・ROAとは?

✴️ ROEとは、自己資本利益率の意味であり、株主から集めた資金を使ってどれだけ効率的に稼ぎましたかという指標になります
ROE(%)=当期純利益 ÷ 自己資本 × 100

✴️ ROAとは、総資産利益率といい、総資産からどれだけ利益を生み出したかを示す指標です。
ROA(%)=当期純利益 ÷ 総資産 × 100 

株価チャートについて

上場日:2021年4月22日

初値:7,150円(公募価格5,000円 公募価格比+2,150円)

上場してからの株価チャート(日足)を出しています。


(出典 株探)

6,000円から10,000円の間で株価が動いております。

株価10,000円を超えたら割高であると市場は判断しているようです。

9,000円以上の株価で買うのはリスクが高そうです。

ですが、高成長が継続するのであれば、10,000円超えもあると思ってます。

・まとめ

ビジョナルは、長期的に成長していくと思っています。

ただ、現状はビズリーチに依存している状況なので、採用市場の動向によっては業績が上下すると思います。

課題は、ビズリーチ依存の脱却です。

そのためには、「HRMOS」を急成長させて、ビズリーチと並ぶくらいの収益の柱になる必要があると思います。

ビジョナルの将来性を考える上でポイントになってくるのが、「HRMOS」の成長性だと個人的には思っております。

以上。