東証プライム
証券コード:9434
今回は、かなりの高配当銘柄であるソフトバンクを紹介します。
親会社であるソフトバンクグループではありませんので、注意して下さい。
携帯電話事業を行なっているソフトバンクの方です。
今のソフトバンクは成長期から成熟期に入ったところなんですが、保守的になっていないところが他社と違っていて面白いですね。
さらなる成長を目指していて、ガンガン攻めているイメージですね。
銘柄選定の参考にして頂ければと思います。
※投資は自己判断、自己責任でお願いします。
ソフトバンクの特徴
ソフトバンクは、日本の大手通信会社で、「ソフトバンク」、「ワイモバイル」、「LINEモバイル」という3つのブランドで携帯通信サービスを提供しています。
【すぐわかるソフトバンクの特徴】
・携帯電話事業は不況に強い
・稼ぐ力がすごい(ROE、ROAが高い)
・かなりの高配当銘柄
・自己資本比率が低い(借金が多い)
・ヤフー系事業も行なっている
ソフトバンクの特徴はこれぐらいでしょうか。
携帯電話事業っていうのは本当に業績の安定感があるし、不況に強いですね。
なので、地合いがいいと株価は順調に伸びていくイメージがあります。
これは、NTTやKDDIも言えることですね。
NTT、KDDI、ソフトバンクの3社は株初心者におすすめの銘柄だと思います。
業績について
(出典 株探 https://kabutan.jp)
業績は売上、利益ともに順調に伸ばしています。
毎年、過去最高を更新しており、EPS(1株あたりの利益)も上がっています。
最近になって、売上・利益の伸びが落ち着いてきたので、成長期から成熟期に入ってきたのかなぁという印象です。
ただ、菅首相になって、携帯電話料金の値下げ圧力があったので、業績の落ち込みを懸念していましたが、2022年3月期も過去最高の業績の予想を出してきたので、問題なさそうですね。
実際に、携帯料金値下げを発表してのこの業績予想なので、驚きました。
まさか前年比でプラスの予想を出すとは思いませんでした。
素晴らしいです!
業績の落ち込みの懸念が払拭されて、株価は上がっていましたね。
とにかく、業績は◎です。
ソフトバンクは稼ぐ力がすごい
ソフトバンクはROE、ROAが高く、稼ぐ力があるというのも特徴ですね。
(出典 株探)
ROEは39.1%、ROAは4.46%もあります。
特にROEは、かなり高い数字となっています。
めちゃくちゃ効率的に利益を上げているってことです。
ちなみに、
NTTのROEは11.02%、ROAは3.99%
KDDIのROEは13.6% 、ROAは6.37%
(2021年3月期のデータ)
ソフトバンクは、特にROEが他社と比べてかなり高いです!
ROEやROAは、投資家がかなり気にしている指標なので、必ずチェックしておいた方がいい指標です!
ROE・ROAとは?
✴️ ROEとは、自己資本利益率の意味であり、株主から集めた資金を使ってどれだけ効率的に稼ぎましたかという指標になります
ROE(%)=当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
✴️ ROAとは、総資産利益率といい、総資産からどれだけ利益を生み出したかを示す指標です。
ROA(%)=当期純利益 ÷ 総資産 × 100
財務面について
(出典 株探)
財務面に関しては、NTTやKDDIと違ってソフトバンクの財務の数字は悪いと思います。
自己資本比率が10%くらいしかありません。
ちなみに
NTTの自己資本比率は33.5%
KDDIの自己資本比率は46.3%
他社と比べても、ソフトバンクの自己資本比率はかなり低いです。
簡単に言うと借金が多いということです。
ソフトバンクは、借金をして、事業拡大や先行投資にかなりお金を費やし、さらなる成長を目指す戦略をとっています。
これをマイナスと取るかプラスと取るかは、投資家の判断になるのですが、僕はプラスに考えていいのではないかと思っています。
これから、5Gに向けた投資は必須ですし、AIを積極的に導入した新たなサービス競争も激化してくると思います。
ソフトバンクは、かなり早めの投資戦略で他社との差別化を図っていこうというのが、すごく伝わってきます。
成熟期に入っても、まだまだガンガン攻めまっせってことです!
僕は、ソフトバンクの戦略はありだと思っています。
でも、ちょっと財務面を強化してほしいなぁというのが正直なところですね。
配当について
配当は、ソフトバンクの一番の特徴と言ってもいいですね。
かなり配当利回りが高いです。
<1株配当の推移>
【配当】 | |
2019/03 | 37.5円 |
2020/03 | 85.0円 |
2021/03 | 86.0円 |
2022/03(予) | 86.0円 |
実績配当利回り:5.38%
予想配当利回り:5.38%
配当性向:82.8%(2021/3)
配当利回りが5%を超えており、かなりの高配当です。
配当性向も80%を超えており、かなりの大盤振る舞いです。
ソフトバンクは、配当性向85%を目安に安定的かつ継続的に配当していく方針を発表しています。
オーマイガッ!
配当性向85%なんて、クレイジーな方針ですよ。
普通は、配当利回りや配当性向が高すぎると、減配リスクがあって危険なんです。
減配だけならいいのですが、株価下落もありますからね。
ただ、ソフトバンクは、他社の参入がほとんどない携帯電話事業なので、業績の安定感は抜群です。
大幅に業績が落ち込むリスクは低いので、この配当でも大丈夫だと思います。
株価チャートについて
(出典 株探)
3年間の株価チャート(日足)を出しています。
好業績にしては、株価はあまり上がっていない印象ですね。
1,400円から1,500円あたりを横ばいに推移している感じです。
2020年9月に大幅に株価が下落していますが、その後に急回復しています。
もし株価が下落したとしても、すぐに回復する可能性が高いので、しっかりホールドして良い銘柄だと思います。
個人的には、今後のソフトバンクの株価は上がっていくと思っています。
テクニカル分析についての記事はこちら↓
株・FXで必須のテクニカル分析(指標)の意味をわかりやすく解説!
まとめ
【ソフトバンクをおすすめする理由】
・めちゃくちゃ配当が良い
→配当利回り5%以上
・業績の安定感が抜群
・積極的な成長戦略
以上。