今回紹介するのは(株)アプリックスです
[コード] 3727
[業種] 情報・通信業(IoT事業)
決算の数字ははっきり言って悪いです。
積極的に株を買えるような銘柄ではありませんね。
業績も株価もまだまだ厳しい状況が続いておりますので、注意が必要です。
※投資は自己判断、自己責任でお願いします。
事業を大転換し、ようやく芽が出てきたか!?
アプリックスの祖業はソフト基盤技術なんですが、業績不振により撤退。
Iot事業に経営資源を集中し、事業の大転換を図ったため、売上は激減。同時に研究開発費増で赤字が続く。
しかしながら、2020年12月期は黒字予想を発表し、ようやく転換した事業に芽が出てきたか?
しかし、事業転換をした負担が大きいため、利益がなかなか上がらない状況です。
IoT事業に資源集中
MVNO「スマモバ」等のソリューション事業を展開し、IoT製品の拡販に注力。
ロケーションビーコン等の販売が好調です。
ビーコンとは、Bluetooth Low Energyを利用した位置情報を特定する技術を用いたデバイスのことです。
GPSとは異なりBluetoothを活用するので、屋内での受信ができて、かつ精度が高いため現在は店舗内でのマーケティングツールとして活用が拡大しています。
ビーコンは、今後も成長する市場と言われており、同社の活躍が期待されます。
が、しかし、新規顧客獲得がなかなかうまくいかず、軟調とのことです。
まだまだ再建途中ということですね。
業績
(出典 株探 https://kabutan.jp/)
売上に関しては横ばい、利益は赤字と黒字を繰り返しており安定しておりません。
新規顧客獲得が軟調であることから、今後の売上が下がる可能性があります。
利益に関しても、まだまだ事業転換した負担が大きく、利益を上げられる体質になっていないと思います。
2022年12月期は、黒字予想をしていますが、どうなるかわからない状況です。
下方修正が入り、赤字に転落する可能性もあると思います。
株価チャートについて
(出典 株探)
3年間のチャートを出しています。
黒字予想を出したにも関わらず、株価は低位をさまよっています。
また、出来高も少ないので、投資家から全く人気がないのがわかると思います。
これでは、株価は上がりませんね。
IoT事業という今後の成長が見込める分野なので、ここから巻き返しがある可能性はあると思いますが、今のところは厳しい状況です。
株価が低いので、手が出しやすい銘柄ではありますが、業績不振で下方修正が入る可能性があるので、個人的にはやめておた方が良いと思っています。
事業の成長性からしても、ちょっと厳しいと思っています。
以上。