銘柄分析

ファイバーゲートの株価を予想!今後の将来性は?株価下落でやばいのか?

東証プライム
証券コード:9450

今回は、今後の成長が楽しみな企業のファイバーゲートを紹介します。

成長性が高い上に、めちゃくちゃ高収益の企業なので、要注目だと思っています。

また、再生可能エネルギー事業にも参入するということで、今後の動向が気になるところです。

株主優待は2022年12月31日で廃止になりますので注意して下さい。

今回の記事を参考にして頂ければうれしいです。

※投資は自己判断、自己責任でお願いします。

ファイバーゲートの概要

ファイバーゲートは、Wi-Fiサービスを展開している企業です。

【2つの主要事業】

ホームユース事業
・マンション・アパート向け全戸一インターネット接続サービスの提供
→顧客は集合住宅オーナー

ビジネスユース事業
・フリーWi-Fi事業(観光地、商業施設向け)
・法人ネットワーク事業
(インターネットプロバイダーサービスなど)
・Wi-Fiプロダクト事業
(通信機器の製造販売)
→顧客は観光自治体、商業施設などのロケーションオーナー

主力は①のホームユース事業で、全体の80%を占めています。

Wi-FI契約戸数やフリーWi-Fiポイント数が右肩上がりで、2事業ともに高い成長を遂げています。


(出典 ファイバーゲート)

Wi-Fi契約戸数が増えていけば、サービス利用料などのストック収入が拡大していくことになるので、将来的に安定した収入を得ることができます。
しかも、全戸一括での契約なので、なかなか解約されることはないと思います。
(出典 ファイバーゲート)

上のグラフを見て頂ければわかるように、フロー収入はバラツキはあるものの、ストック収入は堅調に推移しています。
ストックビジネスは手堅いビジネスだと思います。

そして、ファイバーゲートは新たな事業を始めようとしています。

2021年5月に再生可能エネルギーに新規に参入すると発表しました。

・太陽光発電システムの販売
・蓄電池の販売・提供・制御
・電力供給制御

太陽光発電や蓄電池を使って電力を供給していくサービスを始めます。

顧客開拓先は公共施設や商業施設及び集合住宅であり、通信事業のターゲット先と同じです。


(出典 ファイバーゲート)

新規事業とは言っても、ターゲット先は今までの通信事業と変わらないので、営業活動はしやすいのかなと思います。
Wi-Fiサービスとセットでセールスできると思いますので、シナジー効果が生まれやすいのかなぁと思っています。

新規参入する再生可能エネルギー事業の今後の動向に注目ですね。

はい。

業績について


(出典 株探 https://kabutan.jp

売上、利益とも右肩上がりで、素晴らしいです。

エクセレント!

2022年6月期の予想では、少し成長が鈍化していて心配ではありますが、コロナの影響が続いている状況でのこの業績予想は素晴らしいと思っています。

観光地や商業施設向けの需要が少しずつ回復しておりますので、途中で上方修正の可能性があると思います。

コロナが終息すれば、さらなる業績の伸長が見込めると思います。

そして、ファイバーゲートはストックビジネスなので、収益力がすごいんです。


(出典 株探)

収益性を示す指標の営業利益率、ROE、ROAがめちゃくちゃ高いです。

一般的に、利益率は8%以上、ROEは10%以上、ROAは5%以上あれば優秀とされている中で、ファイバーゲートは全ての指標でその数値を大幅に超えています。

オーマイ・ガ!

めちゃくちゃ素晴らしいですよ!

ROE・ROAとは?

✴️ ROEとは、自己資本利益率の意味であり、株主から集めた資金を使ってどれだけ効率的に稼ぎましたかという指標になります
ROE(%)=当期純利益 ÷ 自己資本 × 100

✴️ ROAとは、総資産利益率といい、総資産からどれだけ利益を生み出したかを示す指標です。
ROA(%)=当期純利益 ÷ 総資産 × 100

財務について


(出典 株探)

自己資本比率が24.3%なので低い水準です。

ただ、39.1%から24.1%に低下したのは、収益認識基準適用により純資産の一部が負債振替となったためで、実質的には変化はしていません。

どうしても投資が先行してしまうビジネスモデルなので、自己資本比率が低いのは仕方ないのかなぁと思っています。

これから、新たに再生可能エネルギー事業に参入していくことになるので、先行投資が増えてくると思います。
投資家としては増資には注意したいですね。

もし増資をしたとしたら、一時的に株価は下落すると思いますが、前向きな増資なので、すぐに株価は上昇に転じると思っています。

配当について

・1株配当推移

【配当】
2019/6  0円
2020/6 3.5円
2021/6 4.0円
2022/6 未定

実績配当利回り:0.3%(2021年6月)

個人的には、配当なしでも全然いいと思っています。

配当よりか、事業資金に使ってもらって、さらなる業績アップをしてほしいですね。

株主優待について

優待回数:2回/年

権利確定月:6月・12月

<優待内容>

「プレミアム優待倶楽部」の優待ポイント(×年2回)

300株 2,500円相当(2500ポイント)
400株 3,500円相当(3500ポイント)
500株 5,000円相当(5000ポイント)
600株 7,500円相当(7500ポイント)
700株 10,000円相当(10000ポイント)
800株 12,500円相当(12500ポイント)
900株 15,000円相当(15000ポイント)

「株主優待ポイント表」に基づいて、株主優待ポイントがもらえ、プレミアム優待倶楽部サイトにおいて、そのポイントと食品、電化製品、ギフト等に交換できます。

株主優待を受けられるのが、300株以上で少しハードルが高いですが、その内容は充実していると思います。

2000点以上ある優待商品(食品、家電製品、寝具、食器など)の中から、ポイントに応じて好きなものを選べます。

<注意>
※2022年12月31日基準日より株主優待は廃止になります。

株価チャート


(出典 株探)

3年間の株価チャート(日足)を出しています。

2020年のコロナショックから株価は大きく上昇しました。

1,000円以下だった株価が、2021年1月には2,600円を超えてきましたが、そこから株価は下落に転じています。

コロナが収束し、観光地や商業施設での需要が回復してくれば、業績が上振れると思いますので、株価の上昇が期待できると思っています。

あとは、新規参入する再生可能エネルギー事業が今後どうなっていくかですね。

個人的には、通信事業とのシナジー効果で大きな成長が見込めると思っています。

Wi-Fiサービス事業1本だと、逆にリスクだと思っているので、新たな挑戦はしていくべきだと思います。

テクニカル分析についての記事はこちら↓
株・FXで必須のテクニカル分析(指標)の意味をわかりやすく解説!

今後について

【今後の注目点】

<短期的なポイント>
観光地・商業施設での需要が回復して、どれだけ業績をアップさせられるか
→ビジネスユース事業の回復期待

<長期的なポイント>
新規参入する再生可能エネルギー事業は成功するのか
→増資する可能性もあるのでは?

以上。