東証プライム
証券コード:2593
今回は、飲料メーカーの伊藤園を紹介します。
長期的に株価が上昇しているんで、株初心者にオススメだと思っています。
アサヒやキリンなどもそうですが、日本の飲料メーカーは、業績が安定していますので、長期投資として検討してもいいのかなぁと思います。
今回の記事を参考にして頂けるとうれしいです。
※投資は自己判断、自己責任でお願いします。
伊藤園の特徴
伊藤園は茶製品を主力とする飲料メーカーです。
清涼飲料業界では第5位の会社なんですが、緑茶飲料市場では、No.1です。
『おーいお茶』は超有名ですね。
それでは、伊藤園の特徴を見てみましょう!
【すぐわかる伊藤園の特徴】
・緑茶飲料市場でNo.1
・健康志向の高まりで茶製品が売れている
・業績は安定している
・PERが高く割高な銘柄ではあるが株価は上昇している
・信用倍率が低い(株価が上がりやすい状態)
・配当は据え置き(40円)が続いている
・優待利回りは低い
伊藤園の特徴はこんなとこでしょうか。
やっぱり伊藤園といえば、『おーいお茶』ですよね。
近年、健康志向が高まっていることもあって、この『おーいお茶』の販売が好調のようです。
特に、『おーいお茶 濃い茶』の販売が好調です。
(出典 伊藤園)
世の中が、すごい健康を考えるようになったんだなぁと思いました。
次に業績を見てみましょう。
業績について
(出典 株探 https://kabutan.jp/)
業績に関しては、安定していると思います。
2020年と2021年は、若干、業績を落としていますが、これはコロナの影響があると思います。
特に自販機の販売が低迷してしまいました。
ですが、2022年4月期の業績予想では、利益がかなり回復しています。
コンビニに行く機会が多くなったことや、自販機での販売が上向いてきたんでしょう。
これからも、健康志向のトレンドは続くと思われますので、同社の業績が急落する可能性は低いのかなぁと思います。
財務について
(出典 株探)
自己資本比率が40%以上あるんで、問題はないですね。
欲を言えば、50%は欲しいですが・・・。
あと剰余金も総資産の30%以上ありますし、健全だと思います。
配当について
<1株配当の推移>
【配当】 | |
2019/4 | 40円 |
2020/4 | 40円 |
2021/4 | 40円 |
2022/4 | 40円 |
配当利回り:0.56%(2022/4)
配当性向:72.6%(2021/4)
配当に関しては近年、40円を据え置いていますね。
配当利回りも低めなので、配当狙いの銘柄ではないですね。
株価の上昇を狙う銘柄だと思います。
株主優待について
優待回数:1回
権利確定月:4月
<優待内容>
伊藤園の株主優待は、自社製品の詰め合わせです。
(出典 伊藤園)
100株以上保有で、上記のような1500円相当の詰め合わせがもらえます。
ただ、優待利回りが0.2%しかないので、優待目的で株を買うというのは、あまりオススメできないかなぁと思います。
株価チャートについて
僕が、伊藤園で最も強調したいことは、PERが高くて割高にも関わらず、株価は長期にわたって上昇しているってことなんです。
PERは50%以上を余裕で超えているのに、株価は上昇しています。
伊藤園の10年間のチャートを見てください。
(出典 株探)
キレイに右肩上がりに上昇しています。
セクシーなチャートです。
PERを重視している個人投資家は、おそらく手が出せない銘柄なんですが、株価は長期にわたって上昇しています。
ですが、アメリカの金利上昇や利上げ局面に入ったことで、長期の上昇トレンドが崩れたチャートになっていますので、しばらくは様子見だと思います。
全体相場が上昇してくれば、買いの候補にしております。
伊藤園は信用倍率が低いので、上昇トレンドに入ればスルスルと上がっていく可能性が高いと思っています。
<伊藤園の信用倍率の推移>
(出典 株探)
上の表は、伊藤園の信用倍率の推移の一部なんですが、信用倍率が1%を切っています。
何年も信用倍率が低く、信用買い残が少ない状態が続いています。
信用買い残が少ないということは、上値が軽い状態なので、株価が上がりやすいということですね。
スルスルっと上がっていきます。
伊藤園の株価が長期にわたって上昇しているのは、信用倍率が低いことが多いに関係していると思っています。
テクニカル分析についての記事はこちら↓
株・FXで必須のテクニカル分析(指標)の意味をわかりやすく解説!
まとめ
【伊藤園を分析した結果】
・配当や株主優待の利回りは低めなので、株価の上昇を狙った方が良い
・PERが50倍以上あり、割高であっても、業績次第で株価は上昇する
→信用倍率が低く、株価が上がりやすい状態
・健康志向のトレンドは今後も変わらないと思うので、業績好調を維持する可能性が高い
以上。