東証1部
証券コード:8698
今回は、コインチェック(暗号資産取引所)の業績が好調なマネックスグループを紹介します。
主力のマネックス証券も5大ネット証券の1つで有名ですね。
取り扱い銘柄も多く、手数料が安いのでオススメの証券会社です。
あと、暗号資産を取り扱っているということでNFT及びメタバースに関連する事業にも力を入れていくと思いますので、今後が楽しみな会社です。
※投資は自己判断、自己責任でお願いします。
マネックスGの概要
<事業内容>
(出典 マネックスG)
マネックスグループは、日本のオンライン証券『マネックス証券』、米国のオンライン証券『TradeStation』、暗号資産交換業者『コインチェック』を手掛けている企業になります。
<売上構成比>
(出典 マネックスG)
※クリプトアセット事業はコインチェック事業になります。
【売上構成比(2022年3月期1Q〜3Q)】
マネックス証券:35%
TradeStation:26%
コインチェック:39%
2021年3月期1Q〜3Qと比較して、コインチェックの売上比率が15%から39%に大きく伸びているのがわかると思います。
2021年から暗号資産がかなり注目を集めてきたのもあって、コインチェックの売上もかなり伸びました。
コインチェックの躍進
(出典 マネックスG)
コインチェックの口座数は2021年から右肩上がりに増加しております。
これは、暗号資産に対する関心の高まりと、CMなどによる宣伝効果が大きな要因だと思います。
【コインチェックの強み&特徴】
・アプリダウンロード数:3年連続No.1
・本人確認口座数:153万口座(前年同期比+48%)
・取扱い暗号資産数:17通貨
・メインの顧客層:6割が20〜30代の若年層
ビットコインなどの暗号資産相場が低迷していても、アプリダウンロード数は伸びている状況です。
これは、TVCM等によりコインチェックの認知度が拡大したことが大きいようです。
NFT・メタバース関連の新規事業!
NFT・メタバースとは?
NFTとは
NFTとは、「Non-Fungible Token」の略であり代替不可能なトークンのことです。
ブロックチェーン技術を使ってNFTは作成されていて、NFTを持つことでデジタル資産の所有権を証明できます。
・メタバースとは
メタバースとは、ネット上の3Dの仮想空間のことで、アバターを使ってコミュニティーが作れるということで話題になっていますね。
まずは、ゲームやライブなどエンタメ系からの活用が進むと言われています。
また、デジタル資産の購入も可能なので、NFTとの親和性が高いです。
【NFTとメタバースの親和性】
NFTを使うことで、ネット上の3D仮想空間であるメタバース内で、デジタル物品やデジタルの土地、建物の売買が可能であることから、NFTとメタバースは親和性が高いです。
マネックスはコインチェックの知見を活かして、NFT関連の新規事業を立ち上げています。
(出典 マネックスG)
ブロックチェーンゲーム『The Sandbox』のメタバース上の土地「LAND」に2035年の近未来都市「Oasis TOKYO」を制作するプロジェクトを開始しました。
これにNFTと親和性の高いメタバースを組み合わせていくと思われます。
マネックスのさらなる成長のカギとなるのが、このNFT・メタバース関連の事業だと思います。
コインチェックという暗号資産取引所を持つマネックスは、NFT・メタバース関連銘柄の大本命ではないかと思っています。
今後の展開に注目ですね。
業績について
(出典 株探 https://kabutan.jp)
2021年3月期はめちゃくちゃ素晴らしい業績を上げました。
これは、コインチェックのトレーディング収益が増加したことが大きいですね。
あとはマネックス証券でも、個人投資家の株式取引が増え手数料収入が増加したことも好業績の要因です。
注目の2022年3月期ですが、2021年3月期の業績を超えるのは厳しいように思います。
2022年は厳しい相場になることが予想されますので、株式取引の投資熱も冷めくると思いますし、暗号資産においても市場は落ち着いおり、完全に暗号資産バブルは終わったと思います。
なので、今後の業績は横ばいか、もしくは若干下降していくのではないかと思っています。
ただ、NFT事業が今後、飛躍的に成長する可能性がありますので、長期的にはおもしろい銘柄だと思っています。
業績の見方についての記事はこちら↓
株探を使って業績を分析する方法(成長株編)簡単にサクっと分析!
配当について
・1株配当推移
【配当】 | |
2019/3 | 5.4円 |
2020/3 | 5.9円 |
2021/3 | 12円 |
2022/3 | 未定 |
配当利回り:2.11%
配当性向:21.5%
個人的にはマネックスは配当狙いの銘柄ではないと思っています。
配当よりもNFT事業など、今後の成長が期待できる事業にお金を使ってほしいと思っています。
株価チャートについて
3年間の株価チャート(日足)を出しています。
(出典 株探)
2021年はかなり株価が乱高下しましたね。
やはり暗号資産の市場に左右されたと思います。
ビットコインなどの暗号資産が上がればマネックスの株価もそれに反応していたように思います。
今後も暗号資産の市場に影響されるとは思いますが、2021年のような高い相関関係にはならないと思います。
個人的には、マネックスの業績は横ばいか若干の下降を予想をしていますので、株価も業績に合わせた動きになるのではないかと思っています。
ただ、NFT関連のIRが出れば株価は一時的に上がると思います。
マネックスへの投資は、今後の将来性を見込んでの長期投資が良いのではないかと思っています。
株価400円〜500円の間が買い場かなぁと思っています。
今回の記事を参考にして頂ければうれしいです。
以上。